途中に何を介する事も無く、自分の「心」をダイレクトに掴まれた気分。

ストーリー云々じゃなくて、映画の「波長」が自分の心に驚くほどフィット

したような、ある種の「快感」を感じた。

要するに、この映画と俺は気が合うんですよ（笑）。

こう、フレンドリーな気持ちを抱く事が出来る映画とでも言うのかなぁ....

予期せぬ「出会い」に喜びを隠せない（笑）。

映画を見続けてて良かった。そんな予想外の「幸福」をも味わえた。

特別、何が面白いのか？って聞かれたら困るけど.....

ん〜、例えば砂浜でキャッキャ言いながら花火してる場面ね。

あのシーンの登場人物達がスゴイ楽しそうに見えたんよ。

ホント素直に「うわ〜楽しそうやなぁ」って心の底から思えたのよ。

なぜかね。（波長が合ってるからかなf(^^;

自分もあんな風に楽しめたらなぁって言う、羨ましさも感じた。

楽しい思い出が詰まったプライベート・ビデオを鑑賞してるような感覚。

すごく穏かな気持ちになれた。

そう、穏かな気持ちになれるシーンがたくさんある温かい映画なんです。

俺の心に「平穏」をもたらしてくれる優しい映画です。

★

ビリー・ボブ・ソーントンの神経質な芝居が可笑しくて巧すぎる。

でもこの人が一番スゴイのは、どの映画でも全くの別人に「変身」する所。

なんでこんなに印象変えられるんだぁ？不思議だなぁ....

ケイト・ブランシェットの魅力全開！！この映画一番の配役やね。

籠の中の鳥な生活から抜け出した彼女の生き生きとした表情がとっても

魅惑的で心が惹きつけられる。

彼女のパワーに背中をグイっと押された気分だ。元気をもらえる。

で、ブルース・ウィリス。悪くないけど、その髪型がイカンわ。

似合ってないとか言う以前に、なんか汚らしく見える。

ツルッパゲの方がまだいいと思うなぁ。

ダンテ・スピノッティの撮影がこれまた素ン晴らしい。冴えまくりだ！

一番好きな撮影監督かもしれない。

あ、そういや劇中では誰も死んでないんだね。

最後まで平穏だったね。そしてこれからもきっと...ね。