[コメント] ターミネーター(1984/米)
ターミネーターは恐いけど、ちょっと哀しい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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何が恐いって、襲う理由(感情)がターミネーターそのものにはない。ただサラ・コナー抹殺のみをプログラムされ、その通りに動いてるだけ。だから無表情で冷徹で執拗だ。そういう部分が普通の敵とは異なり、少し違った恐怖が味わえる。
一方で、この殺人マシーンの存在は哀しい。人間が過ちをおかした未来世界の、いわば象徴のようなもの。だから、最後の方で、ぼろぼろになってもまだ追ってくる姿を見ると、何となく哀しい気持ちになる。何もそこまでしなくても…と思って同情する。これがもしランス・ヘンリクセンだったら、そうは思わなかったかも知れない(←おいおい)。低予算で作られたB級映画独特の映像がまた、その哀れな姿を余計に印象づけている(ような気がする)。
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