[コメント] 仄暗い水の底から(2001/日)
どう映画をフォローしていくかを考えれば考えるほどに、仄暗い気分になってゆく。だが、最近の(又は“永遠の”)流行、欠陥住宅問題をリアルタイムに映画化した姿勢は評価できるし、土建経済最盛期に造られた団地の老朽化問題を鋭くえぐっていると見ると、それなりに親しみをもてる映画だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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終始あの小さい子がびしょ濡れになるので、ロリコンにとってはこの作品がコレクションの一品となること必至だろうとは思うが、黒木瞳もスケルトン仕様にしても良かったのではないか。黒木瞳が濡れに濡れて、服がスケルトンで中身丸見えだったら手放しに絶賛5点進呈、でした。
腐乱死体の登場は『13日の金曜日』のラストをそのまま移植してきた印象なので最大の減点対象になったし、まるっきり『13〜』と同じと言ってもいいその出来具合に驚きは皆無。「最後の娘と母の再会で水に流してくれ。出来れば感動で溢れ出てくるその涙で。」と言いたいのだろうが、水に流せねーよ。その根幹を成す重要ファクターの涙がでねーよ。
思わず監督のセンスに違和感が生じ、目にゴミが入り、涙腺という水道管が目詰まりしてもうたわ。
2003/4/7
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