[コメント] ラットレース(2001/カナダ=米)
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絶対あり得ない、だけどあり得そう。その感じが良い。予告編やCMでも流れたローワン・アトキンソンが特急電車に突っ込むシーン。あんなのどうかんがえても普通は死にます。でも、それをあっさり流して、気付いたら普通に電車に乗って無傷で生きてたりするから面白い。バルビー美術館のナチ、ルーシーさんツアー、臓器移植、牛、最新科学技術・・・様々な笑いの材料はかなり豊富だ。ナチの演説や、マッハで走るロケットカーのシーンとかが自分はお気に入りだ。それぞれのキャラクターもしっかり個性を持ってるのも良い。最初で時間を割いて人物設定をしっかり描写したのは正解だと思う。ローワン・アトキンソンのキャラクターとかすごい好きだ。本当はイギリス人のくせに、胡散臭いイタリア語訛がかなり笑える。キューバ・グッティング・ジュニアも実はかなりコメディにはまる俳優だ。あと、プログラムにも書いてあったがリスおばさんだが、キャシー・ベイツのゲスト出演とは!
ラストシーンだが、少し必要のない説教臭さがあるが、すごく楽しそうな終わり方なので何故か許せてしまう。ジョン・クリースら富豪たちのハンカチを口で千切りそうな悔しそうな顔も面白い。スマッシュ・マウスのライブ会場に乱入ってのがなんか良いと思った。あのバンドは元々、あういうバンドだし。実際の感じで出演してるのが面白い。エンディングの曲が爽やかなのが見た後爽快な理由だと思った。
ルールがないのがルールのレースなだけに、本当にやりたい放題出来ている映画だ。何も考えずに、このあり得ないバカらしさを笑い飛ばしましょう。気軽な気分の時にいつみても楽しめそうだし、良いエンタテインメントの形だと思う。
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