[コメント] 助太刀屋助六(2002/日)
山下洋輔の奏でる音楽と林英哲の力強い太鼓の響きで撮影中ズーッとトランス状態を保っていたのか、岡本喜八イズムが真田広之の体に完全に憑依しているかのよう。「バイアグラ使わないでも大丈夫!」と岡本喜八は皆に言いたいのだろうが、細部に「だいぶ無理をしているな…」と感じられる。惜しいが潮時だ。
ワールドカップイヤーだからって、お仙の子供時代に疑似フリーキックを出してくるあたりに、律儀さとサービス精神が見えるので、まだまだ長生きしそうだ。絶賛は出来ないけど、喜八イズムがまだ若いと感じられるので好感が持てる作品ですね。
2002/12/7
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