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[コメント] 害虫(2002/日)

さて、さて、主人公二人が共に顔が丸くて可愛くてどっちがどっちだか分からない、そこへもってきて、説明もなく話はドンドン進んでいく、という事で、ついて行くのが精一杯という前半分だった。後半分は、
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







さすがに、全員の顔も覚え人間関係も分かったのでストーリィを楽しめた。

不登校の主人公が一人暮らしの若者と友達になるとか、路上生活者と親しくなるというのはちょっと類型的すぎるのでは?

元教師の恋人が北の方でブルーワーカーやっているという状況設定は変わった感じがするが以外と現実はこんなものかもしれない。いや、よく考えると、全キャラクターの中で一番現実っぽいのではないか。 北の方というのが良い。ラストへつながるストーリィー構成上、遠くという設定が必要だったのだろうが、こういう過去を持つ男が落ちていくのはやはり「北」でしょう。 「自分が許せない」彼は北で汗水流して働くのです。(しっかりキメつけていますが)

りょう は好きな役者だが、こんな全く弱い(弱すぎます)女の役ははじめてじゃぁないか?(好きだという割には余り数多く観ていないので断言する根拠もないのだが)

音楽がナンバーガール、名前だけ知っていたので気をつけて聞いていたが、抜き身の刃のような曲で、これも良かった。

シノプシス(あらすじの概略)について。主人公がこうなっていくのは、よくある話じゃあないかと思う。ただ、去っていく車の中で後ろを何度も振り返っていた彼女。目の前にこういう彼女がいたら、まだまだ戻れるぞと声を掛けてあげたいとも思う。

(評価:★3)

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