毎度のことだが、邦題のセンスの無さには言葉も無い。だからと言って良いアイディアがあるわけでもないが。

設定としては、余りに現実離れしているが、この手のコメディにはこのくらい無茶な方が反って夢があって良いと思った。アメリカ的なお馬鹿っぷりは小道具とかにも表れていて、あのふわふわしてそうな電話のカバーにはウケた。

リーズはまさにはまり役。この子は決して美人ではないと思う。スタイルは良いけど。アメリカのカレッジに行けば、この子より美人な子は簡単に見つかるだろう。しかし、このチャーム！良く動く眉毛と豊かな表情がコメディエンヌとしての彼女の武器。『メラニーは行く！』ではいまいちだったけど、本作では彼女の魅力を堪能。

最後に。最初に、エルの彼氏の写真が出た時に、え？と思ったし、寮に表れた時も、え？と思ったが、ラストの落ちで、うんうん。こういう黄門様的な展開、落ち着くんですよね。