あの尻尾は尻ではないが、充分に性的な象徴を指している。興奮するとグググッと来るあたり、男のソレと同じ。ま、緊張した時もグググッと来るみたいだからちょっと違うようだが。そんな、ちょっとしたエロっぽい狙いも在りながら、宮崎あおいたんが彼氏との電話で尻尾がググッとくるシーンなんかけっこう良い。きっと、これが宮崎監督あたりが手がけたもんだったら、ものすごい反論を買うシーンだったろうな。もういい加減にしよーよな余談だけど。

とにかく、あおいたんが素晴らしかった。正直、そんなに興味のない娘だったのだが、この映画で一気にスパークしたね、オレの中では。これを見るまでは「ああ、宮崎あおいね。ふーん」と言ってた娘が直後より「あおいたんっていい娘だなぁ」だもん。正直だよな、オレ。カレンダーまで買っちゃったーし、他の映画も見てみたーよ（結果『害虫』はずば抜けているわけだが、それは後日）。

ま、正直いって、映画の内容は…ねえ？パコダテ人を持ち上げて持ち下げて持ち上げてと、あまりにあざとく作りすぎてて途中疲れた。話しにメリハリを作る為なんだろうが、一般人を全く無知な差別集団へと持っていったり、国の機関すら暴挙を働かせるとか、マスコミ（と言ってもゴシップ紙だが）を勝手で自分勝手な存在に持ち上げたりと何かとあざとい。あざといを通り越して、見てて嫌になる。そんな映画なんだけど、実際そんな所はどうでもいい映画な訳で、あおいたんが可愛くとれてりゃナンでもいいのだ。そーゆー意味では、この映画はかなり成功している。たぶん、DVDも買うだろう。←内容よりも美少女。これだね。

ただ余りにもここで、あおいたん！あおいたん！騒ぎ過ぎると、名前をあおいたんきゅ〜（ゴロ悪っ！）に変えなくちゃいけなくなるわけで、自分を制御する上でも、厳しく３点。

……果たして３点がこの映画に対して厳しい評価なのかは皆さんの判断に任せよう。