[コメント] 友へ チング(2001/韓国)
ジュンソク役ユ・オソンはなんて素晴らしいんだろう。哀切さを漂わせる存在感。彼を見るだけでも価値があると思った。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「マイ・ウェイ」(!)を熱唱する彼を真正面から映す場面では彼の子分同様涙がにじんでしまった。日本のおじさんたちのカラオケ定番ソングと言われる(今も?)「マイ・ウェイ」は、彼の立場・環境を知りながら聴くとこんなにしみる歌だったのかと。ドンス(チャン・ドンゴン)とギリギリの対話をしているときの刻々と変わる目の表情にも惹きつけられたし、ジュンソクとサンテク(ソ・テファ)の鉄格子越しの早口めいた会話、ああできるのが親旧(チング)なんだ! って思って泣いた。
仁義と友情の板ばさみになりながらも、彼は自分のやり方でもってそれらを共に成立させたのだと思う。彼の「マイ・ウェイ」。
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