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[コメント] 雨に唄えば(1952/米)

これぞアメリカ映画!
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







時代の流れに逆らう醜きリナ・・・。ジーン・ケリーがデビー・レイノルズに愛を告げることよりもむしろ、リナを「倒す」ことによって快感を得るのだ。リナには彼女なりの人生があり、精一杯生きようと、生き抜こうと努力しているかもしれない。彼女は絶対的な《悪》ではないのだ。ただ、これはアメリカ映画なのだ。どうしても悪玉が必要とされる。悲しいほど明確な善玉と悪玉の存在。この二項対立の世界では悪玉は敗れ去らねばならないのだ。絶対に。我々はそれを望んでいるのだ。それがハッピーエンドなのだ。リナに対する敵意と哀れみ、オレはそんな相反する二つの感情をこの映画によって抱かされた。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)煽尼采[*] モノリス砥石[*]

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