[コメント] 少林サッカー(2001/香港)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
何故かって? だってWカップがつまらなく見えるんだもの!
・・・と言いながら、理由を赤レビューに書いてしまいました(笑)
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天国ではあの李小龍(ブルース・リー)はきっと笑っているだろう。ブルース・リーに対する最高のオマージュと言える映画ではなかろうか?
まず、オープニング曲で魂を揺さぶられる。それはあのブルース・リー主演の『ドラゴンへの道』(←あのコロシアムで猫が”にゃ〜”と言ってチャック・ノリスと戦い始める映画)のリズムとシンバルの響きと正に同じ。これを聞いてくるとアドレナリンが分泌されてくるのだ。リアルタイム(もちろん彼の死後だが)でブルース・リーの映画を観てきた世代にとっては血涌き肉踊るとはまさに、このオープニング曲のト短調のリズムとパワーだ。サントラが出たら俺は買うぞぉ(『ドラゴンへの道』のLPもってるんだよぉおお)。
そして、魔の手GKのチェン・グォクンは、ブルース・リーの遺作(?)ともなった『死亡遊技』で着用していたオレンジに黒のラインが入ったトレーニングウエアに身を包んでいる。更にブルース・リーがかけていたものとそっくりなサングラスをかけて退場するんだよんぁ・・・これが!
加えて劇中に出てくる「腰馬合一」という言葉もそうだ。これも『ドラゴンへの道』ではブルース・リーが中国拳の戦い方として言い放っている。身体全身のパワーで戦うと言う意味だろう。
この様に、この『少林サッカー』は天国に旅だったブルース・リーへの最高のオマージュ作と断言できる。
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ところで、私がマイナス1点にした理由だが、
・吹き替えが有る映画にも関わらず、集団リンチなどのあまりにも過激な暴力描写に退いた点
・前半部分では使い古されたさむーいギャクも多かった点
・折角のぶっとびアストロ球団+ドラゴンボール驚愕プレーもビスタ・サイズで実に勿体ない。シネマスコープ・サイズだったら更に迫力が出ただろうという点 (たのむ!続編は シネマスコープ・サイズにしてくれっ!)
が挙げられる。
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さて、この試合は1−0で勝利したわけだけど、少林チームの魔の手GKが吹き飛んだ時点で1点入れられていなかったっけ?
・・・しょうがねぇなぁ〜。確認のため、もう10回観るかぁ!
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