[コメント] 活きる(1994/香港=中国)
自由とは?愛とは?はたまた国家とは?そんなイデオロギーなどおよびじゃない。圧倒的な生活者の歴史。それが中国の歴史なんだと。
血のように赤く美しい「活着」のタイトル文字をかみしめ、素直に感動する。自信を持って薦められる映画のその2。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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毛主席を神のように崇拝する。真っ赤でなければ、徹底的に糾弾される。排外主義である。子供が働かされている。国家があって、それが思想を生み出し、押し付ける。 それを民主主義とは言わないだろうし、むろん共産主義でもない。 これも、今だから言えるのであって、日本でだって、異論を唱えるものを、中国やソビエトのやり方を真似て、排除していた時代もそういえばあったのだな。 あのやさしい町長さんの、区長の行く末を心配させ、おそらく...と想像させられてしまう。
だけど...くそう、そんな難しいこと、どうだっていいじゃないかぁ!中国が中国になる前から、日本が日本になるずっと前から、人はいっしょうけんめい生きてきたんだ。 苦しいことや、悲しいことを乗り越えてね。これからも、ずっとずっとそうなんだよぉ!と、叫びたくなる。 だからこそ、これを見ている次の世代の私達が無自覚に流されていってはいけないのだと。そういうことだと思う。
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