[コメント] スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米)
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他のコメンテータさんたちとカブるところも多々ありますが、ま、観ながら感じたことをつらつらと。
宇宙空間を疾駆する宇宙船のビジュアル。もうこれだけで制作者がコチラ側だというのがわかる。これを撮りたいがためにSWそのものの企画を立ち上げたとさえ思える。おおむねどの宇宙船のデザインもよい。フォルムが機能をよく表していたと思う。単座の小型艇はみなロングノーズ・ショートデッキで、モチーフは昔の米国スポーツカー(コルベットとかACコブラとか)?
パドメのビーチクポッチリ、へそだしルックにハァハァ。これじゃアナキンじゃなくたってヨコシマな事考えちゃうよ。アナキン、ワタシはキミの一番の理解者だ。旧三部作では単なるヤラれキャラだと思っていたストゥーム・トルーパーたちがとても頼もしく見えた。おお!R2-D2が飛んだ!でもちゃんとブースターついてるので許す。クライマックスの肉弾戦は圧巻。時代劇の合戦シーンを彷彿。おろ?また腕がもげちゃった。このシリーズよく腕もげるね。マスター・ヨーダ、アクション指導はやっぱりアノひと?
全体の印象としてはこれといったマイナスポイントは見あたりませんでした。十二分に堪能しましたよ。ですが、たとえいくつか弱点があっても、それを補ってあまりあるほどの強い魅力もまた見あたらなかった、ともうしておきましょう。ただ、このシリーズにも、観客によっていわばプロレスファンと非プロレスファンみたいな、互いにどうしても理解し合えないような何かがあるのかも知れません。 そしてワタシの主観では、このシリーズはまごうことなきSFであると思います。なぜなら宇宙船が飛ぶときにはちゃんとエンジンが駆動しているし、窓がコワれたらはめかえているし、ヒトの感情を操ったり触れずにモノを動かしたりするのは魔法ではなく、”フォース”なんですから。いちいち納得できるよう、上手にウソをついていてくれてます。このあたりが、ワタシの『ロード・オブ・ザ・リング』と『SW』の評価の分かれ目なんですね。
「ホウキで空は飛べない(と思う)」。
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