多くの方々が書かれているように、今まで4本ばかりミラ・ジョボビッチ（ヨボビッチ？）出演の映画作品を観ていたが、この作品が一番“かわいかった”のには吃驚。“キレイ”なだけならまだしも、かわいかったのだ。

それだけでも得した気分になったのに、惜し気もなく身体晒す晒す。ミラご本人自体もかなりのゲームファンらしいが、結構力入れていたようで。

物語の設定はゲーム並だし、ホラーというよりはアクション色かサスペンス色（？）の方が強く見えるが、一方で原作ゲームや過去のホラー作品への愛を感じる。だもんだから、私のように特にホラー好きでも原作ゲームが好きでもない人間からすれば「ああ、撮りたかったんだね。良かったね」と微笑ましくも思えるのだが、ゲームファンでホラー映画ファンな人にとっては「自分の方が上手く作れるぞ」くらいに思ってしまうのだろうな。それは人気アイドルの旦那になった制作スタッフに嫉妬するアイドルファンと似たようなものなんだろう。存分に怒るがいい。

私はこの監督の映画スタイルが好きだ。昨今のアメリカ作品にしては4000万ドルいかない予算で、あの女優たちを使って、あれだけのセットを作ってCGIもそこそこ採用して、ある程度の想いを遂げられたのだから、大したものだと思う。ぜひともシリーズ化してほしいね。