[コメント] チョコレート(2001/米)
この恋、応援します。2003.3.4
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
別にお話なんだから、応援されたって困るだろうけれども。
ハンクが黒人に接する態度を改めたのは息子を失ってから。前々からそうしたいと思っていて死がきっかけになったのか、それとも死んだ息子の考え方に近づきたいと思うようになったからのか、詳しいことはわからない。ともかく彼は黒人と接していくことで、息子を失った苦しみから救われたがっているように見えた。
レティシアに惹かれたのは同じ不幸を背負ったからだけではなく、黒人だったことも大きかったと思う。彼女のためには義理でも大切にしてきた父親を捨てる。彼女との恋に全てを懸ける意気込みを感じた。
一方のレティシアは、ハンクが愛する夫を処刑したことを知る。それでも彼女はハンクの元を去ることはできない。なぜなら彼女には、他に行く当てが無いから。
黒人差別をしていた過去も夫を処刑した事実を知ったことも、お互いに話せるほどの絆はまだ無い。言ったら最後になるかもしれないもろい関係だけれども、お互いに必要な存在であることは確かだ。今別れたらきっと二人ともだめになってしまう。一緒に幸せになって欲しいと願わずにはいられなかった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。