ＳＦだし、「ありえないでしょう、それはー」等と考えずに、 ぼけーっと見ると良いと思う。 割とべたな展開やみえみえの伏線が多いけれども、 それはアメリカの観衆のレベルに合わせてあるのでしょう。 いかにもハリウッド映画といった感じ。

この映画を見たとき、前の晩は夜行バスで寝られず、 なおかつ寝不足の中かなり歩いた後で、かなり体力的にきつかった。 それでも、最後まで見れたのは娯楽作として十分の力があったからではないか、と思う。鑑賞後、疲れた頭でふと思ったのは、スピルバーグって人は、 実はとんでもない映画を作れるんだけど、観客に合わせてそこそこの娯楽作を作ってるのではないかなーと。根拠はさしてないのだけれど。 たとえるなら棒高跳びのブブカ。あの人、現役バリバリの時に、すこーしづつ世界記録を作っていってたけど、ほんとはもっとすごい記録をだせるだけの実力があったわけで。そういうともすれば、嫌みとも取れる余裕を、スピルバーグ監督からは感じます。