現在は、容疑者になる可能性のある人を入国させないっていうところまで、進んでいて、”危険”は赤、”要注意”は黄色、”無害”なら、緑に色分けされるとか(笑)。将来は、犯罪予防の決定的な鍵を握っているのが、予知能力者であるとは驚き(犠牲者と、容疑者の名前がボールに刻印されて出てくるところなど、吹き出しそうになったけど）。お国のためだと騙して、または愛国者法で脅かして、未来を見させるのかい？この子達の人権は？

見込み操作による冤罪、または、報復・見せしめのためのでっち上げ逮捕などなど、いまだって、これに近いことをずいぶんやっているもんだ。この上、私的生活を踏みにじり、犯罪予防の名のもとに逮捕するなんて、その悪行がまた一歩進むということか。この先ありえないことじゃない。こんな法律が出来ちゃうかもしれない。

システムはプログラムどおりに動作するけど、それを考え出した人間と、操作する人間はは必ず間違いを犯す。消されたデータのトリックは、結局は見破られた。人が考えることなんか、しょせん限界があるもんさ。

で、作品として、鑑賞1回で充分ってことで、やっぱこの点数。