[コメント] マトリックス リローデッド(2003/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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正直、ハッカー達がネット上で繰り広げそうなセリフの問答が逐一ウザイ。
運命がどうだこうだとか、〜な可能性だとか、又はそうでない可能性がどうだこうだとか、 ハッカーやネットジャンキー達やSFマニアとかが、論理的で正当性がありそうなセリフ(と言うか偉そうなセリフ)、その実何の中身も無い只の誇大妄想を連発する様な感じが、
ネット上でだけ自分の存在をふんぞり返って高らかに吐く様なセリフに見えてきて、正直とても気色悪い、失笑の連続。
で、今度はマニア達の妄想の振り子が成るべくして成った様に下ネタに傾く。 もうここまで来るとウンザリです。 (コレも運命だとでも言うのだろうか?)
そして、この映画を本物のハッカーウィザード と呼ばれる人達が見たら、 イタタタタって事になるんじゃ無いだろうか?、この辺は。 (やっちゃってるよ、このにわかウィザードが!、とツッコムだろう恐らく)
アクションも、カメラだけは凝っている感がするが、もはやこんなのは前作で見た為、今更、凄ェ〜♪、とか驚く様な事は何も無い。 むしろ、今作はネオが強くなりすぎてて緊張感は皆無。
と言うよりは、私が最近見ていたリー・リンチェイ@ワンス・アポン・ア・タイム・インチャイナの影響か、 繰り出すキックパンチがトロすぎてヘッポコカンフーにしか見えなくなっている。
そんなこんなで、見せ場を持っていったのは、やっぱりキーメイカー。
華麗に高速道路交差点をトラックに向かって飛び降りる鍵屋、 バイクを凄いライディングスタイルで乗り回す鍵屋(しかも後部席です)、 狭い通路上で行われる戦闘を我関せずと一人扉を開く鍵屋。
この東洋系のオッサンだけが、マトリックスの世界を、 変にマジメ腐った世界から救ってくれます。
この作品、次作まで続くそうですが、 そうですねぇ、私の希望は、
スミス君のグラサン取りやがれ、だな。 ワラワラ出てくるスミス君を見てる時、ず〜っとそのサングラスを取りたい衝動に駆られていたので。
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