[コメント] マトリックス リローデッド(2003/米)
「マトリックス リローデッド」といえば、誰もが知る中継ぎ。いわば『帝国の逆襲』であり『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』的位置づけなのだ、本来ならば。
ところがこの中継ぎはちょっと違っていた。めちゃくちゃ面白かったのである。
メロヴィンジアンにパーセフォニーにセラフにナイオビに双子の白い殺し屋などなど、すばらしい新キャラに加えて、キーメーカーなんてしびれるような存在感。エグザイルっていう設定もすばらしい。トリニティに「あなた便利ね」("You are handy.") と言われて、すこし眉を上げてみせるキーメーカーがかっこいい!メロヴィンジアンのコードはどんな言語で書かれているのだろうか?フランス人プログラマがコーディングでもしたのだろうか?
一作目に比較して、さらに映像はスタイリッシュになり、セリフはさらに難解となり哲学的だ。そして小難しいことを言ってるだけじゃなく、これでもかと続くハイウェイのカーチェイスの迫力はまさに娯楽作品の王道である。
そしてモーフィアスの演説。「私が間違っていたとしても、みんな死ぬだけのことで、それが今なにもしないこととどう違うんだ?私がもし正しかったら?予言がもし正しかったら?そして明日戦争が本当に終わるとしたら?戦う価値はないか?死んでいく価値はないのか?」カッコイイ。"It is our destiny." という彼の言葉にはしびれた。
物語終盤、人類を救うのか女を救うのかという瀬戸際でネオが取る行動はワタクシも納得。登場人物全員あわわわわわーとなりながら To be concluded となるエンディングには腰が抜けた。本当にすごい。
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