不思議と飽きることが無い。劇中で飽きてたら文句なし★２なんだが。これはつまりお笑い設定に呆れながらも、そのお笑いが最後までモチベーションを保たせてくれるのだ（笑）。これって結構恐ろしい。映画の醍醐味かもしれん。

まるでベン・アフレックが張り付けの刑に科せられているかの様…。ある意味公開処刑。ちょっと可哀想なのだこれが。…だって、あまりにもダサいんだもの。これじゃ笑いの一つ起こってもおかしくない。尊敬していた父親の敵をとるために正義の道を歩んできたのだと思うんだが、彼が毎夜やってることは間接的な復讐行為と捉えられてもおかしくないだろ（笑）。エレクトラに「復讐をしても悲しみは消えない」と意味あり気な言葉をかけるんだが、自分で自分のしてる行為が正しいのか間違ってるのか、それ自体こいつ何もわかっちゃいないんだよな。解っていれば、エレクトラに言うべき言葉が他にあるはずだし、チンピラみたいな奴をわざわざ殺したりしないだろ…。そんな訳で、まずはこの映画のヒーロー像に笑いました。

脇役は意外に豪華なんだが、コリン・ファレル演じるブルズ・アイのキャラ設定も面白いところ。まず、こいつの正体が何一つ解らないのは何でだ（笑）。あの額の紋章(?)は謎だし、あの特殊能力に何かエピソードがあったっていいじゃないか。ただの殺し屋なのか？こいつには裏があるぞ。背後に大きな組織が隠れてるかもしれん。こいつは死んでない。デアデビルよ、今こそ街の平和の為にこいつの正体を暴くのだ！！！

…え？続編で暴くって？

そりゃ失礼しました…

（ちなみに、エレクトラのキャラ設定も大問題としか思えない。カンフー使いなことも口頭でちょこっと話しただけだし。しかもあの武器はなんだあの武器は！！それもお前そこで死ぬのか！！！）

うむ、こんなに愚痴をこぼせるのはやっぱり飽きることが無かったからだな（苦笑