[コメント] めぐりあう時間たち(2002/米)
狂気の連鎖、自殺願望の継承、「強固な女性」の系譜…きわめて陳腐な言葉を並べてみるとそんなところだろうか。だが、それらをトリッキーに構成して三人の女を見せてもらったところで、自分の食指は動かず仕舞いだった。
ヴァージニア・ウルフの入水シーンでオープニングとエンディングを纏めたのは、いかなる意図あってのことであろうか?「ヴァージニア・ウルフなんて怖くない」と言いたいワケでもあるまいに。
とりあえず三人の女は観念的なことで悩み、映像的には面白みのないシーンが延々と続く。レスビアン的な気持ちの在り様も含めて、男には理解しがたい懊悩が家族や友人をも巻き込んで続いてゆく。ゲップが出そう。
幾度か睡魔に襲われたが、改めて物語を噛み締めてみたい衝動にかられるコトもないので、自分としてはもう結構。
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