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[コメント] ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)

この問題に対するマイケル・ムーアなりの分かりやすい解答。その明解さには驚くばかり。ただし米国人でミシガン出身でNRA会員の監督が、なぜこのスタンスを取るに至ったかも知りたいものだ。[TOKYO FMホール (試写会)]
Yasu

*** 追記 ***

マイケル・ムーアがNRA会員であることについて、その後ムーア監督のサイト http://www.michaelmoore.com/ を読んで知ったこと。

ムーアが10代だった頃、彼はNRAのジュニア・メンバーだった。当時のNRAは銃の安全管理とスポーツマンの組織として知られていた。コロンバイン事件以降、ムーアはヘストンに代わってNRA会長の座に就くことを考えた。目的はNRAを現在のような「ヒステリックに銃擁護を叫ぶ」団体から、かつてのような「銃の安全管理」の団体に戻すことだ。ただし、会長選挙に立候補するには、規則では過去5年以上会員の座にあるか、750ドルを払って終身会員にならなくてはならない。ムーアは後者を選んだ。しかし彼は後になって、この計画には時間がかかりすぎることに気がつき、製作中の映画(つまり本作)に全精力を傾けることにした、のだそうだ。

つまりNRA会員になるというのは後付けの理由だったというわけだ。なるほどね。

(評価:★5)

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