[コメント] ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)
笑いの中に真実が垣間見える。巨大で複雑そうなアメリカの現代問題を、誰にでも分かりやすいように分析し、納得させるこの手腕と才能。何もかも驚きです。必見!
映画を観終わって考えた事、言いたい事、ここで書きたいこと。あまりにも沢山あって全然まとまらないのですが、おそらく他の方と概ね違いはないかと。そのくらい監督のメッセージがダイレクトに、そして明快に伝わってくる、「ドキュメンタリー」の傑作といえるでしょう。
それにしても、去年観た『ノー・マンズ・ランド』といい、当作品といい、当事国から、ユーモアでありながら問題を直視せざるを得ないこの手の作品がつくられる事に、驚きつつまだまだ世の中すてた物じゃないなぁ、などと思ったり。あとは、「いい作品を観たな」で終わるのではなく、自分のなかでもっと掘り下げて問題意識をもつこと、これが重要なんですよねー。
最後に。素朴で、ユーモアに溢れつつ、過激なジャーナリストマイケル・ムーア。著作「アホでマヌケなアメリカ白人」も大変面白いんですが、ブッシュ政権によって闇に葬られてしまうんじゃないかと、心配で、心配で。俺のとり越し苦労?
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