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[コメント] ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)

‘この国は何かがおかしい’から始まるこの作品の中で、一番面白かったのは、米国人の人となりを歴史から解明する漫画のシーンだ。そして自らを、解明されたそんな捉え方をする米国民がいる(ムーア氏だけではないだろう)というのが、興味深い。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







政治(家)についての言及―ブッシュ大統領―もあるが、今(2020年11月)の現職、トランプ氏もヒドさでは負けていない。大統領選挙で負けても負けを認めない(相手が不正をしたとよく分からない主張をしている)という前代未聞の大統領だ。

私が‘この国は何かがおかしい’と思うのは、トランプ氏自身のことではなく、その支持率だ。例えば今回の大統領選でも、バイデン氏≒51%、トランプ氏≒47%で7200万人を超える決して少なくない票を獲得しているのだ。

ブッシュ大統領は9.11を経験した`戦時下大統領‘だから、不遇(?)な点もあったと思うが、やはり後半はやり過ぎだろう(後半は史上最低の支持率になった!)。

米国にはいつもこんな大統領が出て来て、いつも社会には銃の問題、黒人の問題が存在している。結局の所、米国はこれからも大きく変わることはないのではないか。

この映画は、この先数十年はまだまだ古くならないだろうと思う。

(評価:★4)

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