恋愛モノとしてはごくごく普通の出来。 唯一、キョヌが彼女のいいところ、悪いところを列挙して伝えるシーンは常套的ではあるが涙が自然とこみ上げちゃう。

それよりも、ストーリー全体の構築の仕方が上手い。 キョヌとキョヌの元彼が似てたこと、もともと二人は出会う運命だったこと、落雷のせいで約束の木が焼失したことを語るおじいさんがスクリーンに登場したとき、二人が離れ離れになってから何年が経過したか明示されないため、一瞬キョヌがあんなに年取っちゃったのかと思わされるシーン、などなど見ていて飽きない展開でした。

猟奇的で、奇跡的な出会いはどんな風にでも必ず出会えるということ、出会ってしまうということ。。。

運命の赤い糸を信じさせられるような映画です。 是非、オチを知ってからの二度目の鑑賞をお奨めします。 余計に心がチクチクしますわよ。