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[コメント] ゴスフォード・パーク(2001/英=米=独=伊)
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★4英近代のヒエラルキーの酷さ(監督が‘実際’にこだわった)も描かれているが、ここはじっくり謎解きを楽しみたい。登場人物35人で心地よい疲れ。一歩踏み込んだ伏線で犯人は分かるが、佳いホンだ。明るく生き生きしたメアリー主人公の次回作は当然ないよね、残念。 (KEI)[投票]
★3ライアンフィリップは、ヤな奴を演じさせるとピカイチだね。70/100 (たろ)[投票]
★4卓越した役者陣における群像劇という土壌にほのかな犯罪臭を漂わせながら、ワンカットと見紛うほどの流麗なカメラワークで往時の貴族社会を魅せる芳醇なアルトマン演出に酔った。笑うしかないスミスの貫録や、歌による小休止といった余裕も堪らない。 [review] (ナム太郎)[投票(3)]
★1「家政婦は見た」の英国版。無理して豪華さを演出しても、吐き気を催すような人々(貴族もメイドも)に嫌悪感しか抱けない。 (これで最後)[投票]
★4上流階級と姻戚という人格不在の空虚な絆の裏で、貴族たちは見栄と欲と猜疑を軸に集う。そんな欺瞞を目の当たりにしつつ、忠誠を建前に主人にぶら下がり、積極的卑屈さと職業意識で無言の連帯を組む従者たち。群像と殺人、すなわち関係性のつながりと破断の妙。 (ぽんしゅう)[投票]
★2犯人探しよりも事件の起こる背景やその波紋が主眼である事は分かるが、そこに焦点を合わせた演出になっていない。個人的には、アルトマンは群像劇という複雑さよりも、限られた人物間の関係の複雑さを描いた作品の方が優れていると思う。 [review] (煽尼采)[投票]
★5何かが“あやしい”。とにかく何かが、迫り来る緊張の連続。感動作だと思うのだが、違うかな。 [review] (PaperDoll)[投票]
★4「陰影礼讃」。光と影の使い方が非常に巧妙。華やかでありながらどこか薄暗さのある、英国貴族の「夜」を見事なまでに表現しているんじゃないでしょうか。役者陣も素晴らしい、特にマギー・スミスエミリー・ワトソンはやっぱしお上手。 (FreeSize)[投票]
★3アルトマンの良さって日常の流れに起こる歪みを描くところにあるんだと思うんだけど、 [review] (MM)[投票]
★3人覚えるの必死で見てて疲れるんだもん。ごちゃごちゃやってる割にはたいして興味ひく事ないんだもん。英語の訛りわかんないんだもん。みんな、「よかったよかった」なんだもん。 (らーふる当番)[投票]
★2無駄に多い登場人物とセリフ。使い古された謎解き。どちらかといえばラズベリー脚本賞の方が相応しいんじゃないか?と思うくらいでした・・ (白羽の矢)[投票]
★4今も昔も、誰も彼もゴシップ好き。 (キノ)[投票]
★4巻頭の「登場人物相関図」を都度見返しながらミステリーを読んだりするのが苦にならない人だったら楽しめる映画。 [review] (緑雨)[投票]
★5華麗なる30年代のカントリーハウスを舞台に錯綜するエピソードをウィット&ユーモアを交えながらブラックに紡ぎ、ラストには一つに繋がる。アガサ・クリスティーに再会した気分に浸れるはず。粋でミステリアスなひと時を熱いお茶と共に召し上がれ。 [review] (TOBBY)[投票(5)]
★41930年代初頭のイギリス上流社会と彼らに仕えて働く使用人たちの人間模様。 登場人物が多くて少々混乱。最初と最後のシーンが印象に残る作品。 (しゅんたろー)[投票]
★3メイドのメアリー役のケリー・マクドナルドの清純な美しさや俳優アイボア・ノヴェロ役のジェレミー・ノーザムの歌声がなかなか印象深かった。 (わっこ)[投票]
★3ミステリとして見てしまうと内容は陳腐そのもので意外性は全くない。かといって群像劇として見ても無闇に人物が多いばかりだし、会話の妙も英語を聴き取れない私には残念ながら解し切れない。結局見所は瀟洒なセットや各人の演技など、表面的なものしかなかった。 ()[投票(2)]
★4アルトマンの映画は他人に「おもしろいから観なよ」とは決して言えないおもしろさ。だって何が面白いのか説明しにくいでしょ。 (kaki)[投票(2)]
★4豪華絢爛!『ナイル殺人事件』『オリエント急行殺人事件』の、あの世界が再び! (茅ヶ崎まゆ子)[投票(1)]
★4ミステリーへの華麗な招待状。アナタもこの週末、貴族のカントリーハウスでキジ狩りを楽しみながら、→ [review] (ボイス母)[投票(2)]
★3風刺映画や群像劇としての良さは汲み取れるものの、サスペンスとして観ると犯人の動機がありきたりで二時間ドラマのよう。しかし、取り繕った貴族社会の汚れ様を吐露するかのようなその内容は見ていて痛快ではあった。 ()[投票]
★4上流社会の人達が喋る言葉と召使い達の喋る言葉の対比、アメリカ人とイギリス人の喋る言葉の対比が聞き取れる人ならば、もっともっと楽しめたに違いない。字幕じゃそのニュアンス伝わらないもんなぁ。悔しい。 (ノビ)[投票]
★3エミリー・ワトソンの配役で「やられた!」って感じでしょう。それにしても、限られた尺の中でこの濃密さといったら。薄っぺらなものばかりを積み重ねて作り上げた世界。 [review] (HAL9000)[投票]
★3アルトマンにしては落ちも、人間の絡みもキャラも単純すぎたかなと。 上流階級とその使用人という設定が敗因か。だって、みんな同じかっこだし、 同じ顔だし。 (eye-drop)[投票]
★4圧倒的な素晴らしい映像に酔いしれる。まさに美術品の光沢と香り。主役不在の面白さ。推理小説的にはアンフェアーだが、これは映画。「オリエント急行殺人事件」を匂わせておいて、うっちゃりするあたり、ほんとに憎い。アルトマン健在。 (セント)[投票]
★3「チャーリー・チャン登場か?」と思ったら、どちらかっつーとユロ氏っぽいのがオモロかったです。 [review] (くたー)[投票]
★4もっかい集まってくれ! ★4.5 (ドド)[投票(2)]
★4お茶は4時、ディナーは8時、真夜中には殺人を…このお洒落なコピーにピッタリな計算されたゴチャ×2感と世界観の狭さが心地よい。オリエント急行を彷彿とさせる昔の探偵モノな雰囲気で、この世界にずっといたいと思わせてくれる。もう1回作って! (ミュージカラー★梨音令嬢)[投票(2)]
★5ばら撒きまくったネタのそこに最後の締めをもってくるのかという心地良い収束。脚本の勝利と思うが闊達なアルトマン演出も老獪そのもの。キャスティングのはまり具合も良く、迷宮のような地下世界の圧倒的な造形に心躍る。 (けにろん)[投票(3)]
★3アカデミー賞で脚本賞を受賞しているんですよねー。 [review] (shaw)[投票]
★5TEA AT FOUR. DINNER AT EIGHT. MURDER AT MIDNIGHT.(これから観る方へ→) [review] (奈美)[投票(4)]
★3確かに洒落てるし、貴族があんなコトばっかり喋っていたりするのは面白い。でもさ、全然登場人物覚えられないうちに「あいつは○○なのよ」「こいつは○○だ」なんて言われてもね・・・。映画に置いて行かれた者としては暇なだけ。 (JKF)[投票]
★3登場人物が多すぎてわけわからんが、構造は単純なので問題ないです。 [review] (ハム)[投票]
★2メシ食ってばっか! [review] (Curryrice)[投票]
★5アルトマンの群像劇なら、これくらい軽く造っているのが見たかったのよ。スティーブン・フライの警察官なんか笑った笑った。でも、単なるテレビ・ミステリー・シリーズと違うところは・・ [review] (イライザー7)[投票(1)]
★3イギリス貴族社会を裏表あますなく描き尽くそうとするエネルギーは相当なものだし、メイドや執事たちにフォーカスしたおかげで階級意識も生活実感レベルでよく伝わる。ただ、こんな時代や社会をなぜ今描きたくなったのかという創作意図は何? (ジェリー)[投票]
★3後半のサスペンスはゆっくり紐解いてもらいたかった。突然のカミング・アウトが多すぎてどんどん嘘臭い話になっていき、もったいない。マギー・スミスはこういう役柄をやらせると本当に生き生きしている。嫌だけどいい婆さんだ。2002.11.21 (鵜 白 舞)[投票]
★4群像が内と外、そして過去、現在、未来をも構成する。 [review] (あき♪)[投票]
★2饒舌な貴族描写がウンザリするし後半を手抜きしているように感じる。 (RED DANCER)[投票(1)]
★2アカデミー賞脚本賞は、これだけの人物をまとめきったから受賞?それとも毒っ気の溢れるストーリーで受賞?自分には前者にしか思えない 2003年1月4日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ)[投票]
★2「これからかな?」「これからかな?」と思ってたのに。 (stimpy)[投票(1)]
★5参ったなあ、さっぱりわからないよ。 [review] (chokobo)[投票]
★3寝不足の状態で鑑賞したので途中断続的に途切れてしまう意識。しかしケリー・マクドナルドの入浴シーンになると突然目がパッチリ開く自分が不思議だ。もっとも監督のおかげではないが。[下高井戸シネマ] (Yasu)[投票]
★4豊饒なる『グランド・ホテル』。 登場人物の背負った人生は、華やかできらびやかで淋しい。 階級社会でのみ通用した悲喜劇推理もの。なんとも贅沢である。 [review] (トシ)[投票]
★3貴族と使用人の完全別離した世界は非常に上手く描かれていたし、愚かな人間模様も興味深かったのだが、後味が今1つ良くなかった。深く掘り下げれば、色々と見えてくるのかもしれないが・・・ (Pino☆)[投票]
★4エレガントな鳥獣戯画を描くかの如き演出は群像劇のお手本のようで一見俯瞰的にも見えるが、奥に貴族社会の虚飾に対する痛烈な吐き気をオブラートしている。一転して三文推理小説に堕すかに見える後半が不仲に見えた熟女二人の母性的共鳴に帰結するや、作家のモチーフが階級を越えた普遍的感情の希求だったと判明する。 (kiona)[投票(3)]
★4顔と名前一致させるのに必死だった前半。でもそれが後半になるにつれ分かってくると、のめり込める一級サスペンス。 (わわ)[投票(1)]
★5マギー・スミスのイヤミ、リチャード・E・グラントのニヤリ。ご夫人たちのキツネでニンマリ。 [review] (カフカのすあま)[投票(4)]
★4ミステリーとして観るとプロットがシンプルで食い足りないが、階級社会の裏側でとびかうゴシップを盗み聞きしているような楽しさがある。なによりこれだけ多くの登場人物をさらりと自然に描き切った台詞、カメラワーク、音楽等々には感服するしかない。 (よだか)[投票(5)]
★4舞台劇的な演出が楽しい。人物ひとりひとりがとても大切に扱われていて、めざましいエピソード抜きでも彼らの人生や心がいきいきと伝わってくる。群像劇はこうでなくっちゃ。 (はしぼそがらす)[投票(2)]