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[コメント] 笑う蛙(2002/日)

始めは、現実味が感じられないなあ、と見ていたが、この狭い密室で繰り広げられるドラマにだんだん引き込まれた。大塚寧々の茫洋とした演技と、長塚京三の感情的な性格が、独特な間合いを生む。覗き見する男の滑稽さと悲哀、女の直感的な嘘と冷徹に計算された言葉、非現実感の中の現実。大塚寧々の最後の言葉が、この物語をすべて言い表している。カラッと乾いた空気が漂う映画だ。
(★4 ことは)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)カフカのすあま[*] 水那岐[*] セント[*]

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