[コメント] 呪怨2(2003/日)
「おでん」が好きか嫌いか。ただしこの「おでん2」は、いろんなアイディア(思いつき?)をごちゃ混ぜて煮込んだものの、材料同士が旨みを引き出しあうでもなくただ鍋の中に混在している状態。見た目も悪く食欲をそそられないんだ。
中には食べて旨く思う素材(アイディア)もある。 しかし、センス良く料理されていればもっと旨く感じるのものでしょうに。 そういったサービス精神に欠けており、映画としての画で、魅力的なシーンが一つもない。笑わせられるシーンも無ければ、音楽もしょぼい。決定的なのはストーリーテラーとしての力量の無さというか欠如ぶり。映画として何を伝えよう、といったことはまったく考えていない。好きな人を前にして「僕は君のこと好きなんだけど・・・」って言ったまんま黙り込まれてしまったかのような訳のわからなさ。
感じたのは、この監督、驚かすというセンス以外の全てのセンスが人並み以下なのではないのか。
結論「監督として一本撮るのではなく、個性的な調味料の一つとして作品に参加できるように邦画ホラー界に存在して欲しい。」 タバスコとか、そんな感じで。主役(監督や作品)はあくまでピザ、それにタバスコ(清水崇)振り掛けると絶妙なコラボレーション、といった関係が望ましい。
笑えなかったと言ったが、酒井法子が「ホラークィーン」ってのはかなり笑えた。 「クィーンって」って、2度ほど呟いた。
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