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[コメント] パンチドランク・ラブ(2002/米)

「それは目が眩むほど、パンチのきいたラブ・ストーリー やがて衝撃は陶酔にかわる」いつも通りの言葉巧みな日本版キャッチコピーだが、珍しく「その通りだ!」と納得した
ミュージカラー★梨音令嬢

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







関係ない話ですが…ポール・トーマス・アンダーソンに『マグノリア』以外免疫のない私は、PTAが何の略か判らず、本作を「PTAが子供に見せたくない映画に選定したのかな…」等と思ってしまっていた…本当に関係ない話でした…

これはかなり◎!好き嫌いはかなり分かれそうだが、私は大好き。内容もツボなのだが、とにかく映像と色が美しい。バリーとリナの赤と青のコントラストなんて素晴らしく目に鮮やか。それだけでなく、置き去りにされたオルガンや、ポスターヴィジュアルにもなった2人がキスするシルエットなんか額縁に入れて飾っておきたい程の完成度の高さ。独特の洗練された雰囲気は衝撃的で、やがて音楽にも酔わされ衝撃は陶酔に…正にコピー通り

内容のパンチドランク・ラブの方だが、なかなか初々しくて微笑ましかったりする。サンドラーはかなり癇癪持ち臭くて役にピッタリ(笑)。ワトソンも不思議ちゃん具合がこの世界観にジャストフィットで◎。現実なようなファンタジックなようなふわふわ感を彷徨い歩く2人にも酔わされる。

後から考えてもじわじわくる。く〜っ!となる。これはかなり“強力なパンチ”のきいたラブ・ストーリーだ

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Lostie[*]

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