これは、とにかく「３Ｄ」に尽きる映画のようで、興行全国ランキングでは、あまり上位ではなかったみたいだが、私の行ったシネコン週間ランキングでは、同日公開の『リーグ・オブ・レジェンド』や『黄金の法』、『ＳＷＡＴ』『トゥームレイダー２』などの大作を押しのけて、１位だったし、ほかのシネコンでも、かなり長いこと土日を中心に賑わっていたようで、メガネが足りなくなり、上映後、次の人のために回収していた始末。

かなり若い人たち（子供たちだけでなく、高校生とかも）の話題になっていたようで、口コミでロングラン上映（といっても、１ヶ月半だけど）になったようです。結構新鮮だったようですね、３Ｄ。ある意味ローテクな仕掛けが、最新技術と組み合わさって成功したんじゃないでしょうか。

と、そこで大きな不満。「２」でも思ったけど、なぜコレを１０月に公開するか？、やるなら絶対夏休みでしょ！（「２」も９月だった）。この夏は「ポケモン」か「トレジャー・プラネット」ぐらいで、家族向けで大したものがなかったから、絶対あたると思うのに。配給会社も進歩がない。

個人的に、映画の出来という部分では不満あり。わくわくぞくぞくするような、小気味よさが無かったし、怪しいアイテムも無かったし。ツボだった姉弟ゲンカもあまりキレが無いし。３Ｄも、生かされていたとは思えなかったし。ただ、「スパイキッズ・ワールド」が今も大好きなので、もっと続けてほしいと思う。

余談：エンディングテロップが流れる中、赤青メガネをはずす。赤だったほうの目では、白い文字が青く見えたし、青だったほうは赤く見えた。（片目づつみるとよく判ります）