[コメント] 死ぬまでにしたい10のこと(2003/カナダ=スペイン)
あざといとわかっているのに泣けてしまうんだな。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なんだよ、これ。 確かに考えさせられるけど、 観客を泣かせるために作った映画じゃん。
見始めてすぐそう思った。 大抵この場合、泣けない。 だが、本作の場合わかってて泣けるのだ。
もし自分が彼女の立場に立ったなら。 もし自分が彼女の愛する人々の立場に立ったなら。
と、やはり考えてしまうんだな。
だから彼女の行動を肯定するか、否定するかは さしたる問題ではなく、 ある一人の場合、こんな考えを持つのね、 こんなふうに行動するのね、 と、客観的に見ながら、 「もし自分なら」と様々なことを考え、 そして命の重さというよりは、 自分が積み重ねてきた、生きてきた年月の重さを 再認識するのに最もふさわしい作品なのだろうとか思う。
所詮、現実として彼女の立場にならないと、 自分がどうするかなんてわからないこと。 だから私ならばとどれだけ考えても、 リアルに直面したときに思うことはきっと違って。
ドキュメンタリータッチで撮ってるのも、 リアリティーが感じられてよかった。
生というのは常に死に向かっているもの。 だからそれを受け止め、 いかに素敵に死に向かっていきるか否か、 それが大切なんだ。
私は本作より、こんなメッセージを受け取りました。
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