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[コメント] 爛(1962/日)

タイトルは「ただれ」と読む。スリップ姿の若尾文子倉田マユミが麻雀を誘いに来る。階段で十朱久雄とすれ違う。
ゑぎ

 麻雀シーン。牌を切るカットでクレジット。市田ひろみもいる。こゝは二号ばかりのアパート。いや私は、ほとんど序盤から、ニヤケっぱなしになってしまった。イヤラシさが面白い!

 若尾の元職場仲間に丹阿弥谷津子弓恵子。丹阿弥は、ぼろアパートにダメ夫の船越英二と住んでいる。対して、弓恵子は富豪の爺さんの嫁になっている。若尾は田宮二郎の愛人だ。田宮の正妻は藤原礼子。藤原は喘息持ちか?逃げる田宮を追いかける夜の道のシーン最高。2人とも裸足で。藤原が田宮に追いついてくるのがいい。藤原、最後は頭がおかしくなり、郷里岡山の2階の座敷牢に閉じ込められるのだ。

 また、若尾の元に転がり込んだ姪(若尾の兄の娘)に水谷良重。当然ながら、若尾と田宮の関係に歪みを与えていく。若尾と水谷が、アパートの部屋で格闘する場面がクライマックスだろう。ちょっとこれは凄い迫力だ。本作も、今現在作られていたなら年間ベストテン級の作品だ。

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 ちょっと調べてみると、本作は1962年度のキネマ旬報ベストテンの26位。やっぱり、公開当時もこれを評価する人が一定数いたのですね。ちなみに『黒の試走車』は21位です。私は本作の方が数倍面白いと思いましたが。

(評価:★4)

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