コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 六月の蛇(2002/日)

解放者としての蛇
かるめら

梅雨とか蛇とかのイメージからねっとりぬめぬめした内容を想像していたけれど 意外にも雨に洗い流されるような、さっぱりとした印象でした。 鑑賞前は、「蛇」は溢れる生命力なんかの例えなのかなあと思っていたら わりとストレートに旧約聖書の蛇であったんですね。

平穏な楽園もじつは牢獄。そこで息を殺してのたうつ男女。蛇は男と女を誘惑したのではなく、解放者。後半、気が付いたら涙が流れてました。(でもどこかさっぱりとした気持ち)

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)ペペロンチーノ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。