で、感想は？

まあまあという感じでしょうかね。

『鉄男』も見ていないし、ほかの作品の系譜やら比較がまったくできないのですが、視点をどこに当てて見てよいのかがイマイチわかりませんでした。

最後に『鉄男』っぽい創造性が表現されていましたが、この結末をどのように消化してよいのかがわからないんですね。

女性から見たこの映画はどのように感じるのでしょうか？

女性であることと、仕事をする女性と、妻である女性。

このいずれもが何かをきっかけに崩壊する瞬間を描いているといことなんでしょうかね。

死が目前に迫ることで、人間の本性が現れるということなんでしょうか。

正直申しまして、よくわからない映画でした。

でも主演の黒沢あすかさんの演技や、映像の美しさ、そして雨を表現する手法など、映画としても魅力は十分伝わる映画でした。

でも技法だけで映画を押し通すのは大変難しいことだとも思いました。

2010/06/20　自宅