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新着コメント(6/20)

★4 DUNE/デューン 砂の惑星(2021/米)
地表全土を砂が覆うという架空空間を臨場感豊かに活写したことが、映画成功の土台。そこに救世主信仰や英雄成長譚の成分で装飾し、抑えた色調で物語を重厚にまとめ上げた。母と子が対等に危機を切り抜ける展開が、マッチョドラマからの脱出を予感させる。
ジェリー (2024年03月03日)
[投票(1)]
★3 3時10分、決断のとき(2007/米)
主役二人は大変。どっちにも見せ場が必要やし。誰が印象に残ったかといえばチャーリー。(2024/03/01/KOBCL) [review]
USIU (2024年03月03日)
[投票(1)]
★5 夜明けのすべて(2023/日)
何某かの生き辛さに対し寄り添うとかお為ごかしでなく1人で社会と折り合い生きる術を獲得してほしいとのメッセージであり、さすればボーイミーツガールの定番は後回しでいい。代わりに据えられたプラネタリウムの挿話が2人の行く末を時空を超えて祝福する。
けにろん (2024年03月03日)
[投票(1)]
★2 日本侠客伝 血斗神田祭り(1966/日)
シリーズ前作にない新味を出す努力に息切れ感が出始めた疑問作。プロット変化に唐突感が目立ち、高倉健鶴田浩二のそれぞれのシーンがうまく交じり合わないうちに終幕に至る。藤山寛美の重用もドラマを凋ませる。
ジェリー (2024年03月03日)
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★4 特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010/米)
『大脱走』の3D版には僕もびっくりしました。実際に体験したら一生忘れないと思う。 [review]
G31 (2024年03月03日)
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★4 THE BATMAN ザ・バットマン(2022/米)
「またお前か」の感はあるが、もう日本人にとってのゴジラみたいなフォーマットなのだろう。「探偵」の性質が強調された、恐らく史上最弱のバットマン。驟雨に打たれるアメリカの自分探しと襲来するアイデンティティの喪失・転倒の反復。念入りに編まれた既視感こそが肝。ゾーイが超絶美人で眼福。 [review]
DSCH (2024年03月03日)
[投票(1)]
★4 ミークス・カットオフ(2010/米)
アギーレ』嫡流の現代的・神話的成果。一本道の大河に流されるのではなく、先導者と一行はあくまで荒涼とした大地を自分の足で歩き、迷い、深淵(先住民)と対峙する。そして深淵がアメリカを見返す。「フロンティア」は未だにあるのか?ミシェルはアメリカの「何」に落とし前をつけるのか?迷えるアメリカの「現在地」。倒木に刻むLOSTの四文字の静かな戦慄。無駄カットなしの緊張感。
DSCH (2024年03月03日)
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★4 夜明けのすべて(2023/日)
映像はいたってフィルム画質。自然体を目指しているかのよう。息苦しい世の中、通常の市井の人たちでもそうなんだから、ましてや企業で煙たがられる持病を持っている人たちに見えてくるものは何だったのか、、。 [review]
セント (2024年03月03日)
[投票(3)]
★3 苦役列車(2012/日)
「北町貫太」を演じ、表現できるのは、結局西村賢太しかいないということが良くわかりました。また、山下敦弘の世界観と西村賢太の世界観は似ているようで相容れないことも良く分かりました。
TM(H19.1加入) (2024年03月03日)
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★3 朝の波紋(1952/日)
銀座か。都電軌道が見える道路を、走る自動車から撮ったショットでクレジット。アメリカ銀行の看板。高峰秀子は英語で会話(商談)するバストショットで登場する。 [review]
ゑぎ (2024年03月03日)
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★3 違う惑星の変な恋人(2023/日)
オフビートでとりとめのない会話劇ですが、定番となった中島歩のダメ男と筧美和子の気まぐれな強気女が牽引し、莉子綱啓永がフワフワと、しかし強情にくっついていく唐突な物語展開で厭きさせない。クスクス笑わされて気づいたら映画が終わってた。
ぽんしゅう (2024年03月02日)
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★5 パレード(2024/日)
細部に至るまで美しく温かい、心を揺さぶられる秀作。映画本編に勝るとも劣らないのがこのタイトル。英字タイトルが「The Parades」と複数形になってるところがまた心遣いが効いて、これ以上ないほど見事な。まさにパレーズの美しさたるや。
ダリア (2024年03月02日)
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★3 フロム・ヘル(2001/米=チェコ)
時代のフインキと加工したような映像の挿入はチグハグして。あとはもう微グロいだけで恐怖にはならない。
モノリス砥石 (2024年03月02日)
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★4 死体を売る男(1945/米)
おどろおどろしい雰囲気を纏う暗さ、一方で歌うたう女がちょくちょく登場し緩和してくれるようで絶たれ、神経が刺激されて暗闇の中で佇む馬にさえ恐怖を覚え支配される。
モノリス砥石 (2024年03月02日)
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★5 ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016/米)
傑作。線路の俯瞰、というか奥に山、画面手前右から列車が走ってくるショット。この監督の画面の中でも一番の絵画的なショットじゃないかと思う。フォード的、エリセ的と云ってもいいショット。続いて街の俯瞰を繋ぐ。画面奥には冬の山が見えている。 [review]
ゑぎ (2024年03月01日)
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★4 ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013/米)
極めてライカートらしいサスペンス映画。もっとも、他のジャンルに分類されるライカート作品においても、ほとんどサスペンスと云っていい緊張感のある画面造型が横溢していたのだから、何を撮ってもスリリングなことこそが、その特質と云うべきか。 [review]
ゑぎ (2024年03月01日)
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★3 バルカン超特急(1938/英)
足止め食った宿での1夜が相当にかったるいのだが列車が走り出してからは展開の妙で見せる。があくまで展開であってヒッチらしいカメラ・編集の技巧が自走する様は見られない。「FROY」の見せ方などどうしたのかレベル。マクガフィンも無為性に遠い。
けにろん (2024年03月01日)
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★5 高慢と偏見(1940/米)
小説の映画化としての手本。原作では読者の想像にゆだねられ柔軟性に富む人物のイメージが、映画では人物登場の瞬間に既成化=固定化されてしまう。これは見方によってはハンディなのだが、このハンディを難なく克服している意味で傑出している。 [review]
ジェリー (2024年03月01日)
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★3 落下の解剖学(2023/仏)
上昇志向が強く自己実現のためなら家族(制度)は二の次だが、息子への愛情はないわけではなく、母親としてとるべき距離をとれない後ろめたさを、夫の弱点を(おそらく無意識に)過剰に利用することで心の平静を保ちつつ、制度に捕らわれない自身の性的嗜好には従順。 [review]
ぽんしゅう (2024年02月29日)
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★2 食堂かたつむり(2010/日)
母娘や近隣の人々との感動物語の中にファンタジー要素やコメディ要素を混ぜているが、その配合が完全に間違っている。この映画最大のミスは [review]
ダリア (2024年02月29日)
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