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OKさんのお気に入りコメント(1/5)

イントゥ・ザ・ストーム(2014/米)★4 キャラクタをよく造型できている≒台詞がよく書けている。高校生兄弟や竜巻ハンターズの会話には、竜巻襲来の以前ですでに木戸銭に価するだけの笑いが含まれている。著しく笑いに鈍感な観客にとってはその限りではなかろうが。これこそが、とまでは云わないにしても、これもまた「アメリカ映画」である。 [review] (3819695)[投票(5)]
インターステラー(2014/米)★4 フランシス・フォード・コッポラ地獄の黙示録』のように、マイケル・チミノ天国の門』のように、浪漫と無謀の総量にかけて『インターステラー』は歴史に自らの碑を打ち立てるだろう。クリストファー・ノーランはつくづくドン・キホーテだ。しかし彼のサンチョ・パンサたちはことごとく有能であった。 [review] (3819695)[投票(10)]
紙の月(2014/日)★3八日目の蝉』との類似に見る角田光代の特性と吉田大八の消化不足に関する一考察 [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
ローン・レンジャー(2013/米)★4 これもまたドラマの展開を強いられた中盤部に退屈が集中するというジェリー・ブラッカイマー方式の副作用に苛まれているが、『ランゴ』と同様に「緩衝材」(ここでは一九三三年のパート)を挟んで西部劇を対象化した上でなければ語ることができないゴア・ヴァービンスキーの距離感=畏れを私は尊びたい。 [review] (3819695)[投票(1)]
八月の鯨(1987/米)★5 尊敬する愛しい人々に。 [review] (tredair)[投票(7)]
苦役列車(2012/日)★4 純然たる職業演出家としての達成が窺える、山下敦弘の最もプロフェッショナルな映画。おそらくそれは向井康介近藤龍人、あるいは山本浩司山本剛史といった名をクレジットに見出せないこととも無縁ではないだろう。撮影の充実度は同じく池内義浩がカメラを担当した『リンダ リンダ リンダ』に並ぶ。 [review] (3819695)[投票(13)]
猿の惑星 創世記(ジェネシス)(2011/米)★4 実に明快な映画である。清々しい。それは脚本の執筆からCGIの操作に至るまで、映画が「アクションの思想」とでも呼ぶべきものによって貫かれているためだ。各カットの強度では劣るものの莫大なアイデアの投入量が挽回し、橋梁アクションの総合得点ではあの歴史的傑作『M:i:III』にさえ肩を並べる。 [review] (3819695)[投票(6)]
ミクロの決死圏(1966/米)★3 発想が、というより子供向けの発想に本気で取り組んでいる姿勢が新鮮だ。ただしあの抗体は絶対オスだ。75/100 [review] (G31)[投票(4)]
ダークナイト(2008/米)★5 まったく見所を持っていないではないにせよアルチザンともアーティストとも云いがたい平凡な二流監督、などとノーランを侮っていたのは私ひとりではあるまいが、ここはもう率直かつ地に頭をこすりつけて謝りたい。ほんとごめんなさい。完全に打ちのめされた。まったく驚異的な画面造型力であり話術だ。 [review] (3819695)[投票(16)]
エグザイル 絆(2006/香港)★5 ジョニー・トーの西部劇。ごく大雑把に云って、これはペキンパーからマカロニを経由して香港で畸形的な発達を果たした銃撃演出の究極だろう。だから、この道に未来はない。この種の志向でこれ以上の銃撃戦を創出することはおそらくできない。ひとつの終わり。ジョニー・トーがひとつの歴史を終わらせたのだ。 [review] (3819695)[投票(10)]
ぐるりのこと。(2008/日)★5 みなが自分目線で世界を見ている、そんな個人と世界(「ぐるり」)のありよう。そこで生きる「生きにくさ」のこと。笑いあり涙ありの上質なドラマでありながら、同時にすぐれた社会批評である。 [review] (おーい粗茶)[投票(15)]
松ヶ根乱射事件(2006/日)★4 かつての日本では、この物語は地方の土着性の問題として語られていた。だが、バブル経済崩壊後のこの国には最早それは存在しない。人間の欲望は土着という拠りどころを失い浮遊する。だから山下敦弘らが描く倦怠と焦燥は、暴力と非暴力の狭間に置き去られる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(10)]
それでもボクはやってない(2007/日)★4 それでもボクは「求める」だろうか? [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
トランスフォーマー(2007/米)★2 もうどうでもいいや [review] (ペペロンチーノ)[投票(23)]
それでもボクはやってない(2007/日)★4 今作を「痴漢」が観たらどう思うんだろう。 [review] (Myurakz)[投票(38)]
プラダを着た悪魔(2006/米)★3 大変好感の持てる話。ロザンナ・アークェットに見せてやりたい。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(17)]
グエムル 漢江の怪物(2006/韓国)★4 河川敷を得体の知れない化け物が人を喰い散らかしながら突っ走っている、そんな光景を高架線路を走る電車のドア際から見下ろす、見下ろしているのが化け物なんかとは最も縁遠そうなどっかの婆ちゃん――こんな絵が見たかった! こんな夢を見続けている! [review] (kiona)[投票(18)]
害虫(2002/日)★2 出来てない事がカッコいいなんて事はあり得ない [review] (ペンクロフ)[投票(11)]
ファニーゲーム(1997/オーストリア)★4 walk on the "darkside"―「ワタシガコワイ」・・・あえて言おう。この『ファニーゲーム』には残虐なシーンなどひとつもない。 [review] (muffler&silencer[消音装置])[投票(3)]
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005/英=米)★4 よく出来ている。が反面突き抜けてくれないもどかしさもある。まぁそもそもハードル高いっちゃ高いからなぁ。 [review] (Myurakz)[投票(9)]