ざいあすさんのお気に入りコメント(1/22)
火口のふたり(2019/日) | 柄本佑は飄々とした振舞いの内に暴力や自壊の危うさを漂わせて適材。堂々とした瀧内公美も佳い。堂々とは、脱衣を含む演じぶりが、という以前に骨格が、である。やはり(役柄に依存し、撮り方にも大きく左右されるのは当然にせよ)画面に君臨すべき主演女優にはある程度以上のサイズが伴っていてほしい。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
ジョーカー(2019/米) | review] (DSCH) | 徹底的に、執拗に繰り返される問い。Why are you so serious? あるいはWhat is so funny?「笑い」は混沌に突き落とされ、相対化され、脱構築される。彼を狂っていると言えるのか。なあ?笑えるだろ?「笑えよ。」 [[投票(7)] |
ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米) | もがみがわ) | クイーンはたっぷり聴ける。そこは満足。モノマネではないし歌っているシーンにも不自然さはないしLIVE AIDのウィンブリー・スタジアムの再現度は半端ないし、でも、フレディの苦悩はきっとあんなもんじゃなかったと思う。というのがライトなクイーンファンだった私の感想。 ([投票(8)] |
フリー・ファイヤー(2016/英=仏) | ジョン・デンバー。時代とキャラと環境を決めれば映画は自走する。そういった確信は潔い。 (けにろん) | ワンシチュエーションのドンパチ劇を描くに意表つく展開とか大仕掛けハッタリとかを使わない。設定だけでもたせている。IRAの武闘派にブラックパンサーの残党&[投票(1)] |
ゲット・アウト(2017/米) | けにろん) | ことが明らさまになる前2/3くらいまでの微妙な「変」の描き方は抑制が効き巧緻だが一旦バレちまって以降タメもクソもない。面倒臭え!ってな感じの殺りまくりで物語を畳んでしまった。大体そもそも身体優位性への羨望が高じるとそうなるのか?の疑問も。 ([投票(6)] |
セッション(2014/米) | 梶原一騎イズムの継承。これを狂気のぶつけ合いと片づけるのは全くもってつまらない。五感を駆使しての暴力の応酬が、なぜかカタルシスを生む結果に昇華されるラストは、スポ根のあやふやな効果をはるかに凌駕する稀有な体験。 [review] (水那岐) | まさしく師弟が憎悪をむき出しに潰しあう、[投票(7)] |
ゴーン・ガール(2014/米) | ぽんしゅう) | 面白さの70%は原作者の手による脚本の妙。残り30%を手練れのフィンチャーが勘所を押さえつつ手堅くさばいて2時間半飽きさせないわりには、あまりに整然と「サスペンス」するので、心の闇を覗き込むような深みや怖さはいまひとつ。大騒ぎのわりには淡泊な後味。 ([投票(6)] |
アメリカン・ハッスル(2013/米) | ラッセル前2作の面子総出のコラボはハイテンションな演技合戦のお祭り気分が横溢し御代登場でサビをも効かせる。付いては離れて又付く男と女の腐れ縁が或る種の感慨と至福をもたらす。 (けにろん) | 締り無いダラな本だが、そのダラさまでもが寄与する70年代の空気。[投票(3)] |
ペーパーボーイ 真夏の引力(2012/米) | ジョン・キューザックと心中するつもりかしら。ぶったまげるシーンには事欠かないが、まず刑務所でキューザックとニコール・キッドマンが初めて対面する件り、人はまったく肌を触れ合わすことなしに男女の性を営むことができる! 私はまたひとつ大人の階段を上った。 [review] (3819695) | 二ヶ月で三作の出演作品を封切る日活は[投票(4)] |
プレステージ(2006/米=英) | review] (Keita) | マジックの「タネ」と、映画の「オチ」。このふたつはそのものを楽しむ上で、さほど重要ではない。(2007.07.13.) [[投票(8)] |
キングダム 見えざる敵(2007/米) | けにろん) | ワンサイドなスタンスをラストの詠嘆で修正しようとするあざとさを割り引いても、冒頭で提示されたサウジと米の歴史が現在に繋がりゆく構造的解明が些かも試みられず陳腐な人質奪回劇に堕していく様に唖然とした。カメラも無為に揺れすぎ。 ([投票(1)] |
めがね(2007/日) | 小林聡美は決して悪くはない。しかし、「この役を桃井かおりが演じたらなあ・・・」という思いが頭をよぎった瞬間、もうそればかりに囚われて・・・。作品についてはこちら(長いけど)→ [review] (3WA.C) | [投票(8)] |
シリアナ(2005/米) | トラフィック』の脚本家らしい。9・11の本質的意味を考えさせられる。米帝国主義を撃つ侠気にこそ涙しよう。余りにソダバーグそっくりとしても…。 (けにろん) | 少なくとも西欧原理主義的立脚点から脱しアラブの視座を挿入しようとするあたり成程『[投票(2)] |
バベル(2006/仏=米=メキシコ) | review] (Keita) | 地球全体を包括できるような大きなテーマを描く秀作だが、どうもパズルにおける最後の数ピースが埋まらない。壮大すぎるテーマに、映画がもう一歩届かなかった…。(2007.04.28.) [[投票(17)] |
ブラッド・ダイヤモンド(2006/米) | review] (Keita) | “紛争ダイヤ”に絡めた問題提起。映画によって多くの人に訴えるためのわかりやすい展開・構成になっているが、複雑な問題ゆえに、こんなにきれいにまとまってしまっては、むしろ嘘くさく感じてしまう…。(2007.04.08.) [[投票(11)] |
それでもボクはやってない(2007/日) | review] (Myurakz) | 今作を「痴漢」が観たらどう思うんだろう。 [[投票(38)] |
マシニスト(2004/スペイン) | review] (煽尼采) | 電源を切れない機械と化した機械工。タイトルにもある「機械」には、意外と深い意味がある。 [[投票(3)] |
007 カジノ・ロワイヤル(2006/米=英=チェコ) | たわば) | かなり気に入ったけど、あのシーンだけが玉にキズ・・・。 ([投票(4)] |
武士の一分(2006/日) | 山田洋次。海坂藩シリーズ第XX作目を鑑賞しているような安心感と退屈感に意気消沈する。邦画復興の一翼を担う人物がこういう仕事を繰り返していて良い訳がない。やはり彼は昭和邦画界の戦犯でしかないのか? (sawa:38) | それなりの原作をそれなりに脚本にし、それなりの作品を完成させる職人:[投票(2)] |
武士の一分(2006/日) | review] (甘崎庵) | 山田洋次監督の巧みさというものを感じさせられる作品です。良い意味にも、悪い意味にも。 [[投票(3)] |