スターシップ・トゥルーパーズ(1997/米) | ★5 巧妙に作られた、最高にタチの悪い傑作 [review] (ペンクロフ) | [投票(4)] |
パプリカ(2006/日) | ★2 天才の傑作小説を凡人が無難にまとめるとこうなるのか、というガッカリに満ちている。ただ作画監督の安藤雅司ほか凄腕アニメーターたちが存分に腕を奮っており、ハッとする動きは随所に見られる。 [review] (ペンクロフ) | [投票(3)] |
ジョーカー(2019/米) | ★3 なんだ。お前、その程度の奴だったんだ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(12)] |
カプリコン1(1978/米) | ★4 「ここ。ここが面白い」と指でさし、手で掴むことができる映画。観客の目の前で起こることのみで徹底的に勝負する在りようがサイレント映画の如く美しい。 [review] (ペンクロフ) | [投票(2)] |
HOUSE ハウス(1977/日) | ★4 普通の映画、或いは普通の恐怖映画を観に行ったら★2点以下は避けられない。しかし大林映画の唯一性を知った上での観賞ならば珠玉の名作。☆3.9点。(再見にて改訂) [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(1)] |
その後の仁義なき戦い(1979/日) | ★2 役者は揃ったが、組織の川下で青春ものめいた友情とかをチンタラやってるだけで包括的な組織論に波及しないのでは「仁義なき戦い」の冠が泣く。笠原イズムはもっとドライでクールであった筈。工藤演出もTVの段取り感が抜けず大ざっぱな定型に終始。 (けにろん) | [投票(2)] |
トゥルー・ロマンス(1993/米) | ★5 寒空の下、屋上のビルボードの前に座って二人が互いの気持ちを告白しあう場面が素晴らしい。シチュエーションもダイアログもBGMも情感に溢れてる。このシーンで生み出された「純情」が全編を貫く。だからこそ、こんなバイオレントな与太話にも説得力が生まれるのだ。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
イップ・マン 継承(2015/中国=香港) | ★5 かつてドニー・イェンはブルース・リーを異常に好きなだけの、戦闘的な若き武打星だった。彼が年を経て、かくも円熟の境地に達して映画を作ってくれていることに心から感謝したいと思うのだ。 [review] (ペンクロフ) | [投票(5)] |
勝手にしやがれ(1959/仏) | ★3 手持ちノーライトカメラに時間軸無視の繋ぎや既成曲の断片使用に数多の引用など全てはここから始まった起源的価値を剥ぎ取り残るのは青臭い男女の痴話。先駆者は常に陳腐化するの例えから逃れられてるのは結局ベルモンドとセバーグの魅力があるから。 (けにろん) | [投票(2)] |
ショーシャンクの空に(1994/米) | ★4 屋上でのビール場面でのロビンスの遠くを見る気な微妙な表情の屈託。物語の主役をサブキャラに語らせることでの「説話」味の醸成。キング原作ものの成功した映画化で終わらせぬ素因は曖昧領域のインサートの巧みさだ。それとバストショットのセンス。 (けにろん) | [投票(3)] |
トータル・リコール(1990/米) | ★3 仮想と現実の相互侵蝕など面倒とばかりに目ん玉ビヨーンやおっぱいビローンとかの方へと向かうバーホーベンの関心ベクトル。だが一方でその生来の胡散臭さが随所でモノマニアックに表出するのがキッチュだ。額の汗や自壊する着ぐるみや追跡での殺戮など。 (けにろん) | [投票(5)] |
キッズ・リターン Kids Return(1996/日) | ★3 「成長しない」映画。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
平成狸合戦ぽんぽこ(1994/日) | ★3 しかし、こうして造成されたニュータウンも今や高齢化で限界集落化の危機が叫ばれるようになっているとは、僅か20年足らず前のこの映画でも全く想定されていないあたり、人間とタヌキも勝者・敗者と云うほどに明暗分かち難い感慨はある。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
ターミネーター(1984/米) | ★3 小学生でも考えそうな未来図とタイムパラドックス。典型的B級のウソ寒さに冷えた画面が、しかし、ひとりの俳優のマッチョな肉体の破壊力に帯電し始める。警察署襲撃シークェンスはA級を凌駕し弩級。一世一代の当たり役に巡り会えた役者の幸福な輝きがある。 (けにろん) | [投票(3)] |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日) | ★4 破でここまで変えるかって驚いたけど、破からここまで変えるかって感じでもうびっくり。破は「あれ、エヴァってこんな話だっけ?」と戸惑いもあったがQは「あーエヴァってこんな話だ」という印象。 [review] (パピヨン) | [投票(6)] |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日) | ★3 唐突なヒールターン、「いいかオイ、ポカポカなんてねえんだよ!」と観客をアイアンフィンガーフロムヘルで急襲。と思っていたのだけれど……。
[review] (たかやまひろふみ) | [投票(6)] |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日) | ★5 思えば、エヴァンゲリオンは一度もまともに終わったことがない。 [review] (mitsuyoshi324) | [投票(6)] |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日) | ★2 どう転んだところでわたくしは悪口を言うのです [review] (ペンクロフ) | [投票(25)] |
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012/日) | ★4 かつて映画史において、過去作の積み重ねをこれ程までに放棄した「3」があっただろうか・・・ひょっとすると、これは観客が史上初めて遭遇する事態なのかもしれない。だがそれ故個人的には今までのシリーズで一番面白かった。『序』『破』よりエヴァらしいし、旧劇のような迷いもない。監督の描きたいことをきちんと描けている感覚がある。ある意味庵野秀明版『崖の上のポニョ』。(少し追記) [review] (赤い戦車) | [投票(5)] |
ポルターガイスト(1982/米) | ★4 発生した事象を解明し対処法を打立てる明快なコンセプトへの準拠がもたらす快感。TV画面の醒めたイメージと女霊媒師の3転するするキャラ設定等が巧緻な反面、家族愛に依拠する終盤は安易。そのスピルバーグ的叙述にフーパーのグロが時折穴を穿つ。 (けにろん) | [投票(2)] |