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寒山拾得さんのお気に入りコメント(120/167)

男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日)★3 階段の映画。山田洋次が脚フェチであるということの証左をたちどころに5つは上げられるが、着物姿の吉田日出子が階段を上るシーンでふくらはぎを見せるカットはその最たるものだ。これは相当に違和感のあるカットである。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日)★3 嘗て描かれたわけでもない何かを十全すぎるほどに観る者に納得させてしまう作劇の妙と、吉田日出子渥美の掛け合い。彼女こそが、もしかしたらリーズ最高のマドンナに成り得たかもしれない…とまで思わされるダルな満男の恋話が不要な痛恨の一作。 (けにろん)[投票(4)]
男はつらいよ 寅次郎の告白(1991/日)★3 前ニ作に続き後藤久美子は彷徨う少女を好演するが吉田日出子の哀切がそれを圧倒。お聖さんの影のある悲しい明るさは、リリー(浅丘ルリ子)、ぼたん(太地喜和子)、ふみ(松阪慶子)に匹敵する。寅とタコの久しぶりの喧嘩が痛々しい。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
男はつらいよ 寅次郎の休日(1990/日)★3 新幹線のくだりが好きだ。飛び乗る満男の情熱に胸を打たれるのは、こいつがどんなに冴えない奴かをずっと見てきたからだ。正直、徳永英明全開は気恥ずかしいのだけど、撮っている山田洋次のモチベーションも恥ずかしげも無くフルボリュームなのだと解り、感動する。 (kiona)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989/日)★2 寅にウィーンなんて合うわけないじゃん…ではなく内向的視点から脱却できない山田の時代錯誤感こそが穿たれるべきだろう。欧州1000年の歴史に柴又イズムがどう対抗するのかこそが見たいのであり観光客的視点の傍観者じゃ話にならない。 (けにろん)[投票(4)]
男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989/日)★3 時はバブル経済まっ盛り。好景気に踊らされるように寅もついに海外旅行に出かけるのだが、 ウィーンだからといって浮かれずにスタイルを変えない姿はやはり天晴れ。 [review] (TOMIMORI)[投票(3)]
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988/日)★3 寅さんにサザンは微妙。 (NAMIhichi)[投票(3)]
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988/日)★5 個人的には、シリーズの中で一番、思い入れがある寅さん。 [review] (シーチキン)[投票(9)]
男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日)★4 疑似家族形成の過程が性急で少し嘘臭いが、子供の親探しとマドンナとの絡みが巧みに配置された展開が極めてバランス良い。刺身の端に甘んじた秋吉ではあるが正面から寅に迫る女っぷりには山葵が利いている。受けた渥美も微妙な距離感を出して出色。 (けにろん)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日)★4 寅さんのあこがれと、切なさ。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日)★4 あゝこれは小津だ。何と云っても和歌の浦のシーンのこの豊かな時間の描き方。高低を上手く活かした画面構成の中、旅館の窓と女中の会話、入江の向こうに小さく見える船。演出力とは時間を描く力だ。この後、子供−秀吉−の大病でプロットを転がすところも初期の小津を想い起こさせる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎物語(1987/日)★3 疑似夫婦形成ネタだけで一本撮ってほしい、というのはシリーズ物に対して酷か。これだけでは中途半端で物足りない。秋吉久美子が良いだけに勿体なく感じる。 (赤い戦車)[投票(1)]
男はつらいよ 知床慕情(1987/日)★5 寅さん映画後期の秀作。三船という役者は希有な俳優だったと思う。荒くれ者と医者、この相反する二つの役どころ、どっちを演じてもこの人だけはピッタリはまった。けっして演技派だった思えないのだけれど。レビューはマニアックな小話。 [review] (takud-osaka)[投票(6)]
男はつらいよ 知床慕情(1987/日)★3 問題:アリは冬に備えて一生懸命働いていますが、キリギリスは働かずにギター片手に歌ってばかりいます。 それでは、キリギリスが冬を無事に越すためにはどうしたらいいでしょうか? [review] (TOMIMORI)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984/日)★3 何故だ。何故一度も「ギララ」と呼んでくれない!(それかい!) [review] (甘崎庵)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984/日)★4 「あんなきれいな奥さん大原麗子がいながら、もったいねぇ。俺なら一日中、顔を見てる」と言った時の寅さんは、絶対的に正しい。 [review] (シーチキン)[投票(6)]
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983/日)★5 山田洋次監督の、観客への思いやりを感じさせる。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983/日)★5 畸形要因を廃したシリーズのベーシックエッセンスの純粋形態。竹下景子という無色リアクター相手に渥美の芸も肩力が抜け伸びやか。それでも山田演出が搾り出した駅シークェンスでの2人の別離。そのつましやかな想いの錯綜と諦念は邦画史上屈指。 (けにろん)[投票(3)]
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984/日)★3 さくらも博も登場しない夢。根室のシーンも東京のシーンも雨ばかり降っている。そしてラスト、恒例のハガキの後に異例の長いシークエンスがある。このエピローグのとってつけたようなスラップスティックはどうしたことか。美保純(好演!)の唐突な登場と云い、試行錯誤の跡がうかがえる。渡瀬恒彦のやくざな雰囲気はいい。 (ゑぎ)[投票(1)]
男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984/日)★2 やっつけ仕事としか思えない。 [review] (TOMIMORI)[投票(3)]