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寒山拾得さんのお気に入りコメント(160/167)

噂の女(1954/日)★4 東洋のヘップバーン、遊廓に現る。恋愛不在の日本の男共に天誅を。 [review] (ボイス母)[投票(6)]
藁の楯(2013/日)★4 度重なる顔面接写は説明調の心理芝居を捉える以上に、顔面そのものから実存的なグロテスクネスを引き出す。美男美女であるはずの藤原竜也永山絢斗松嶋菜々子もここまで極端な寄りで撮ると何とも変な顔をしている。藤原殺害を企む連中は律儀に全員が面妖な目つきで、これはさすがに記号的すぎる演技演出。 [review] (3819695)[投票(4)]
赤軍派 PFLP 世界戦争宣言(1971/日)★3 こことそこの狭間に広がる時代の懸隔を論うのは容易い。しかし所詮は「日本」という微温湯に回帰するだけのことしか知らない現在(私達)は果たしてそこから進歩したのか。むしろある意味では退歩しているのではないのか。 ()[投票(1)]
輪舞(1950/仏)★4 性病の輪舞! (りかちゅ)[投票(1)]
人斬り与太 狂犬三兄弟(1972/日)★5 「『仁義なき戦い』・『仁義の墓場』の原型」という歴史的な評価よりも渚まゆみという「女」の設定に心が揺さぶられる。私は北野武が目指しているのは本作であろうと確信をもった。 [review] (sawa:38)[投票(1)]
散り行く花(1919/米)★4 リリアン・ギッシュが父親の前に出るときの手・指の落ち着かなさにこちらまで落ち着かなくなる。 [review] (なつめ)[投票(4)]
地獄(1960/日)★3 新東宝スコープ一杯に赤と緑のライトが交錯するモダンアート大作。乳白色の三途の川の美しさに陶酔し、田村のフランコ・チッティ顔負けの外道っぷりにある種の痛快さを憶えるも、肝心の愛憎ドラマが薄っぺらのため映画的カタルシスが全く得られない。 (町田)[投票(1)]
新生 トイレの花子さん(1998/日)★2 序盤は案外と恐い雰囲気だったのに、高島礼子が出てきてからわけわからなくなる。 (ガリガリ博士)[投票(1)]
伊豆の踊子(1933/日)★4 活況に沸く湯の町を訪れた、愛憎悲喜こもごもな旅人達。 爪を噛んだり足をブラブラさせたりと、純真で可憐な乙女心を体全体の動きで表現する田中絹代の繊細な演技に感心。 (AONI)[投票(2)]
父ありき(1942/日)★3 昔はどうだったか知らないけど、こんなラブラブな父子関係ありえないよ〜。ここまで真直ぐで父想いの息子、、可愛すぎるぞ…。いい話だしとってもうらやましいけど全然共感できない。やはり僕がひねくれすぎてるんだろうな…。 (埴猪口)[投票(1)]
復讐するは我にあり(1979/日)★3 骨太な力作なれど、今平の「オレは人間というものの本質を知っている。お前は人間を判ってない」という態度は本当に嫌いだ。たとえ、その通りだとしてもだ。 [review] (ペンクロフ)[投票(3)]
フレンチ・カンカン(1955/仏)★5 ドガの絵が動き出すような楽しい世界。ラストのカンカンはホントに幸せで胸がいっぱいになった。 (くたー)[投票(5)]
隠された記憶(2005/仏=オーストリア=独=伊)★4 ていねいにていねいにつくって、あとは投げ出す。こういう手法、わたしは好きです。 (カフカのすあま)[投票(3)]
さらば青春の光(1979/英)★4 痛い青春映画としてよくできている。撮影も悪くない。夜の濡れた路面やフィル・ダニエルズの家の照明の暗さ。モブ演出も及第点。また頻出するダンスシーンにまったく幸福感が表出していないことも特記すべきだろう。そこにあるのは浮かれた熱気と、それを傍から見たときの薄ら寒さだけなのだ。これが狙ったものだとしたら、偉い。 [review] (3819695)[投票(2)]
M★A★S★H(1970/米)★3 男くさくて馬鹿っぽい感じの映画。笑いもなんか大雑把な感じのアメリカ的な雰囲気が漂う。BGMの日本語放送はいったい何だったのだろう。小出しで連なるエピソードはちょっと飽きる。 (蒼井ゆう21)[投票(1)]
天使の分け前(2012/英=仏=ベルギー=伊)★4 「感動のラスト!」なんて宣伝を鵜呑みにしない方がいい。だってケン・ローチだもん。でも、ベタベタしない「ちょっといい話」。だってケン・ローチだもん。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
アフタースクール(2008/日)★4 お父さんはまだいないんです。 [review] (パピヨン)[投票(1)]
誰も知らない(2004/日)★4 思いやりとは他者に対する想像力。 [review] (緑雨)[投票(14)]
亡国のイージス(2005/日)★2 機能しえないテーマ。 [review] (Kavalier)[投票(9)]
火垂るの墓(1988/日)★4 焼夷弾も怖いが、あの親戚のおばさんも怖い。主人公の行動の是非は別として、みんなお国のためにがんばっているから、とか、みんな工場で働いているから、どか「みんなと同じ」ことが善とされ、そうしないと排除される雰囲気が恐ろしい・・。戦争の怖さよりも、そちらの怖さのほうが気になった。 (蒼井ゆう21)[投票(4)]