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Santa Monicaさんのお気に入りコメント(5/25)

ぐるりのこと。(2008/日)★4 実に器用に、器用に、橋口監督は“不器用”を紡ぐ。 [review] (林田乃丞)[投票(11)]
竜馬暗殺(1974/日)★3 浅い被写界深度で、粒子が荒れ、暗部と明部のグラデーションが乏しいフィルムの古色にこの映画の命がかかっている。「竜馬のドラマ」ではなく「ある日の竜馬」がここにある。何でも写す神の目としてではなく、たまたまそこにあった1台の機械としてキャメラが機能することの正しさに立ち戻った映画。 (ジェリー)[投票(7)]
レイジング・ブル(1980/米)★4 過去の雄姿や幸福な風景に被さる「カヴァレリア・ルスティカーナ」(とそれに連なる甘美な旋律)。その調べは、そこはかとないノスタルジーと共に、深く長いため息をも湛えつつ。 [review] (くたー)[投票(10)]
山の郵便配達(1999/中国)★5 そうなんだよな。息子の成長=自分の老いなんだ。現在の自分の年齢はちょうど中間。息子にも父親にも感情移入ができた。 [review] (Osuone.B.Gloss)[投票(10)]
アフタースクール(2008/日)★4 「内田けんじ作品」として期待していた通りの面白い映画だった。アイディア・骨組みは前作以上に冴えていたし、独特の振り返しにも心地よく乗ることができた。キャスティングも的確だし後味も爽やかだし、早くも次回作への期待が高まるばかりです。 [review] (林田乃丞)[投票(12)]
アフタースクール(2008/日)★4 うわーダマされた。すっかりダマされたよ。とんでもないモノを見せられた。内田けんじ監督は恐ろしいばかりのペテン師だな。[シネカノン有楽町2丁目2/SRD] [review] (Yasu)[投票(8)]
アメリカン・サマー・ストーリー(2001/米)★4 スティフラーみたいな気のいいバカとは仲良くしておいたほうがいい。 [review] (緑雨)[投票(2)]
恋ごころ(2001/伊=独=仏)★5 あらゆる非日常のギミックを排し恋を描いてベッドシーンどころかキスシーンもロクに無いのに男と女が交わす愛し愛される視線と表情の至福感。一方で6人の男女を思うがままに組み合わせて展開する作劇のダイナミズムが又魅せる。参りました。 (けにろん)[投票(5)]
バートン・フィンク(1991/米)★5 陰鬱な東部での健全と陽光のカリフォルニアでの退廃。更にその陽光の裏でミニマムに濃縮された安ホテルでの時間は永遠にたゆたう無限地獄への誘いか。2重3重の逆説の螺旋構造の果てに到達した楽園は幻影に過ぎない。コーエン稀代の傑作にして最高作。 (けにろん)[投票(3)]
クラッシュ(2005/米=独)★4 わが町のリアルを描いているように見えて、そうではなく、「差別意識」というテーマを論じるための物語。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
クラッシュ(2005/米=独)★5 同じであるということが生む安心感と、違うということがかき立てる不安感。それが人間の本能である限り、この世から差別や偏見は絶対になくならないのだろう。ここで描かれる衝突は、社会的な背景が生むうわべの現象などではなく人間そのもの心の衝突である。 [review] (ぽんしゅう)[投票(19)]
風の谷のナウシカ(1984/日)★2 原作の漫画の1/3ぐらいで終わって半端、思想的な深みに欠ける。映画が宮崎の「ナウシカ」だと思われると困る。原作は文句なしの5点なんだけど。 (れいし)[投票(5)]
友だちのうちはどこ?(1987/イラン)★4 おい!ノートに宿題やらないぐらいで退学さすなよ!脅すなよ!私はノートを使わず教科書だけに書き込んでいたりしていました。あの先生は敵対していた高校時代の英語の先生と似ていて軽くフラッシュバック。(レビュー:某社ドライバーとアハマド君の創作やりとり) [review] (ジャイアント白田)[投票(7)]
僕のニューヨークライフ(2003/米=仏=英=オランダ)★3 私には、コメディーに見せかけた「シリアス・アレン」の系統に思えてしまう。深読みすると結構難しい映画だ。(reviewはバリバリねたバレ) [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
伝説巨神イデオン 発動篇(1982/日)★5 時代はソ連とアメリカの冷戦の最中にあった。 その冷戦にビクビクしながら見ていた子供のころの自分。 2つの地球、2つのイデオロギーを対立して生み出された戦争。 どこまでも現実に近く、この映画の終末論には思いっきり泣かされた。 「この結末しかなかったのか」と・・・。 ラストのキャラクターたちの笑顔の数々。この笑顔にせつなくて哀しくて。 たぶん200回は見たな。富野作品の最高傑作だと思う。 (k5001)[投票(5)]
バージニア・ウルフなんかこわくない(1966/米)★5 倦怠期の夫婦としても度が過ぎた、助教授と妻との哀しい食いちぎり合いのゲーム。たったひとつの絆がふたりの間を繋ぎとめている。だが、最後の絆がちぎれた時……醜悪に顔を歪め、罵言を喚き散らしていたE・テイラーが、孤独な女の素顔を覗かせるシーンは残酷にすぎる美しさだ。 (水那岐)[投票(2)]
マイ・ガール(1991/米)★4 女の子が一番最初に恋をするのは、自分のお父さん。 (mimiうさぎ)[投票(3)]
マイ・ガール(1991/米)★5 公開時の宣伝がひどい。これは「マコーレ・カルキンの初恋映画」ではなく、ある少女の思春期の成長物語ではないか。主役が違う、主役が! [review] (tredair)[投票(10)]
Ray レイ(2004/米)★3 確かにジェイミー・フォックスは評判どおりの熱演だし、演奏シーンにはノッていけたし、数々のエピソードも興味深く飽きずに観られたんだけど、結局のところレイ・チャールズという人がどんな人間だったのか、この映画を最後まで観ても理解できた気がしない。 [review] (緑雨)[投票(6)]
リンダ リンダ リンダ(2005/日)★4 一瞬、互いに分かり合えたような気がする。その時、自分自身が見えたような気がする。それは10代特有の錯覚で特権なのかも知れない。口あたり良いピュアな青春物語の形を借りながら山下敦弘らしいコミュニケーション不全に溢れたちょと意地の悪い映画。 [review] (ぽんしゅう)[投票(15)]