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水那岐さんの人気コメント: 更新順(70/82)

人気コメント投票者
★3楢山節考(1983/日)山奥の寒村社会に内在する厳然たる掟。しかもそれがムラ社会の構築に不可欠なのだから、これは断じて悲劇ではない。そうなのだが…。 [review]sawa:38, picolax, kiona[投票(3)]
★2ジュブナイル(2000/日)鈴木杏を除く子供たちの感情表現が死んでいる。演技力の問題じゃなく、子供ってもっと輝かしく喜んだり、驚いたりするもんじゃないか?主人公がテトラに逢ったとき、どれだけ驚き、喜んでも足りない筈じゃないのか?こんな作品を捧げられた藤子先生やら、歌の山下達郎は泣いているぞ、ニセ子供を創った監督よ!ゆーこ and One thing, tkcrows[投票(2)]
★4戦国自衛隊(1979/日)歴史をもとのレールに戻そうというのではなく、自ら戦国の覇者とならんとする千葉ちゃんのカッチョいいキ●ガイぶり。心底惚れました。直人, picolax, クワドラAS, アルシュ[投票(4)]
★4トキワ荘の青春(1996/日)漫画を描く身なればこそ、寺田先生の言葉が胸に痛い。「僕は自分の漫画のように強くもないし優しくもない。だが、子供の夢だけは嘘をつかずに描こうと思っている」世俗に汚れたわが身を見つめ、目指した「児童漫画家」としての意地を捨てていないか、と自問する。 [review]tkcrows, ぽんしゅう, ナム太郎, けにろんほか5 名[投票(5)]
★4竜馬の妻とその夫と愛人(2002/日)鈴木京香の匂い立つような悪女ぶりに、中井、木梨、江口みな振り回されっぱなし。そりゃそうだ、ここにはいない「真の主役」にまつわる哀しい女の嘘など、男ごときには暴き出せんからなあ…。三谷幸喜の軽妙な脚本に、市川準のソフトな画面と「ダニー・ボーイ」の哀感に溢れたメロディが陰影を添える。ことは, モモ★ラッチ[投票(2)]
★4命(2002/日)豊川のラストスパートにかけての目まぐるしく移り変わる演技が凄まじい。それに較べれば江角の新しい命との間のドラマは、誕生を除けばぬるま湯のような世界でしかない。 [review]sawa:38[投票(1)]
★5キッチン(1989/日)清純な乙女を演じている娘。理解ある友人を演じている若者。包容力のある母親を演じている男。彼らの幸福を象徴するキッチンはさながら危うげな砂の城。それが崩壊したとき、彼らが戻るべきほんとうの姿が見えてくる。 [review]ナム太郎, ことは[投票(2)]
★3怖がる人々(1994/日)ホラーというわけではなく、ちょっとお洒落な怪異譚。その洒脱ぶりを楽しむべし。白眉はやはり「乗越駅の刑罰」。…でも、第二話のフランキー堺の脂ののった芸も忘れてはならないだろう。直人[投票(1)]
★4至福のとき(2001/中国)中国・社会資本主義化途上のシンデレラは、ずいぶんと有様が異なっている。だが、必死になって彼女を救ってくれる人々も、そして彼女も、馬鹿がつくほどに優しいのが泣けてくる。 [review]YO--CHAN, torinoshield, ことは[投票(3)]
★1グジラ(1998/米)話のタネに観ようとしたがとんでもない愚作。エメリッヒの『ゴジラ』はおろか、『プルガサリ』すら大傑作に見えてくる。ゲテモノ映画がお好きな方はどうぞ。 [review]新町 華終[投票(1)]
★4未来世紀ブラジル(1985/英=米)おもろうて、やがて哀しき悪夢。無数のバルブを初めとする人間を窮屈にさせ、サディスティックにいたぶるための道具に満ち満ちた都市への哀切なテロル、そして脱出劇…この映画を観て以来、自分のなかでは、『ブラジル』は絶望のなかで見るあえかな夢の歌になっている。ダリア, Pino☆, 町田, kionaほか5 名[投票(5)]
★4東京兄妹(1994/日)こういう何も起こらない、小津の物真似みたいな映画って嫌いな筈なんだが、市川はいつも「いい音楽」に乗せて「いい風景」を見せてくれる。俺は下町生まれだからこんな映像に凝縮された風景には滅法弱い。締めくくりの転機もどこか優しい。だから市川の映画はやめられない。ナム太郎, ことは[投票(2)]
★4兵隊極道(1968/日)兵隊やくざ』と言うよりは『独立愚連隊』に近し。それも岡本喜八の洒脱さに較べたら随分と泥臭い。だがこれはこれで共感を呼ぶ部分があり、ベタでも男の誇りを賭けた血涙を絞る戦記に仕上がっている。 [review]sawa:38[投票(1)]
★4何かいいことないか子猫チャン(1965/米=仏)バート・バカラックとトム・ジョーンズはいい意味で仕事を選ばない。『オースティン・パワーズ』を、『マーズ・アタック!』を観よ!このコンビの主題歌なのだから無敵である。町田, べーたん[投票(2)]
★3がんばっていきまっしょい(1998/日)「頑張れ」と言われるのを嫌う人がいる。だが、運に恵まれた訳でもなく、ただ強情なだけがとりえの少女には「頑張る」しかなかった。だから、苦い青春をただアルバムの1ページにするだけではなく、おのれの踏み台として今日も生きている筈だと思う。後味は悪くはない。two, ことは, ジャイアント白田, inaほか9 名[投票(9)]
★3女王フアナ(2001/スペイン=伊=ポルトガル)フアナの燃え上がる狂恋のみがクローズアップされた結果、彼女の為政者としての能力が見えず、民衆には支持される反面、家臣には女王失格者と呼ばれる側面が理解できない。映画の性格がメロドラマであるにせよ、その辺はきちんと描き切って欲しかった。デ・アジャラは好演。セント, シーチキン[投票(2)]
★3どん底(1957/日)貧すりゃ鈍す、と世間で言う。なるほど、例外もあるだろう。だが、妙に悟りきったコトバで貧民窟の和を保とうとする左卜全、あれは何もかも知り尽くした者の目、修羅場を渡ってきた者の目を持っている。 [review]甘崎庵, いくけん, ぽんしゅう[投票(3)]
★3近頃なぜかチャールストン(1981/日)不良老人たちの無軌道ぶりが度を越えていないあたり、喜八の自制心を感じて少々物足りない。不発弾は劇中では爆発したらしいが、俺の心の中ではブスブス燻ったままだ。(『独立愚連隊』のネタバレがあります) [review]sawa:38[投票(1)]
★5独立愚連隊(1959/日)みんな無法者に憧れた。オレの親父(兵学校)も憧れた。筒井康隆も憧れた。(本作ほか『戦争と人間』のネタバレもあります) [review]甘崎庵, トシ, 町田, いくけん[投票(4)]
★3追憶(1973/米)市民運動に身を捧げているプロレタリアっ子のバーブラと、いかにも貴公子然とした享楽家のレッドフォード。彼の言葉を待つまでもなく、合い和む筈もなかった。バーブラは生身のレッドフォードよりも、彼の才能に夢を託していたのではないか。ロマンティストには愛は育み辛いということだろう。ピロちゃんきゅ〜, けにろん, NAMIhichi, KADAGIO[投票(4)]