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[コメント] 生きる(1952/日)

こういう生き方もある。が、完全に感情移入することが出来ないまんま。
ひるあんどん

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原因は時々入るナレーションと大半が葬式だという構成だろうと思う。

冒頭のレントゲン写真から黒澤明の分身とも思えるナレーションが入る。そして場面場面でそのナレーションが入るたびに妙にしらけた気分になる。適度な距離を保つための方法とも思えるのだが、果たしてそこまでして距離をとる必要があったのか。

そして大半が葬式でのシーンであったこと。葬式という特殊な雰囲気が安易に感情に流れるのを防いでいるのだが、やはり「そこまでして」という気持ちが強い。

演出過多な部分が多すぎる。過剰に感動させるのも問題だろうけど、過剰にしらけさせるのも問題ではないのか。

(評価:★4)

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