すやすやさんのコメント: 更新順
初恋(2019/日) | 『初恋』という、名は体を表していない、ふざけた題名から、三池崇史が確信犯的に原点回帰していることが伺えるが、IPモノを撮りすぎて勘が悪くなったのが、いささかパワー不足な出来に。 [review] | [投票(2)] | |
ROMA/ローマ(2018/メキシコ=米) | 映画ビジネスの流れを変えるエポック。アート系映画制作の流れが変わるかもしれない。 [review] | [投票] | |
ラストレター(2020/日) | 徹底的に想い出を美化するという耽美的かつ倒錯的な作劇を、美しい映像の力技でねじ伏せる。いやー、岩井俊二、やはり女の子を撮ることだけは上手だ。 [review] | [投票(4)] | |
スリー・ビルボード(2017/米=英) | ナチュラルボーン犯罪者顔のウディ・ハレルソンが警察署長役というところからして映画的な仕掛けが仕込まれているという高度な構造。偏見、思い込みというのはどういうことなのか?善い人と悪い人の二つの種別しかないのか?世の中はそんなに単純ではなく多面的である。 [review] | [投票(1)] | |
シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米) | 絵作りは照明の色使い方など精緻で素晴らしいのだが、お話がスイートすぎる。おとぎ話やファンタジーですと言われればそうなんだが、マイノイリティへの眼差しがあるのにヒネリがなくて消化しきれてない。 | [投票(1)] | |
スター・ウォーズ 最後のジェダイ(2017/米) | シリーズを血族の伝説から、若者の冒険譚に引き戻すという意志は大いに買うのだが、出来が悉く雑で残念な結果に。JJはプロデューサーとしてちゃんと品質管理しろ。 | [投票] | |
ワイルド・スピードSKY MISSION(2015/米) | もう完全に『トリプルX』 対『トランスポーター』です!(ヴィン・ディーゼル対ジェイソン・ステイサム) [review] | [投票(1)] | |
ムーンライト(2016/米) | ブラック役のトレヴァンテ・ローズの目の演技が凄い。 [review] | [投票(2)] | |
レゴバットマン ザ・ムービー(2017/米) | ノーラン版バットマンを徹底的に茶化していて、それだけでも面白いのだが、本質的なテーマはノーラン版バットマンをちゃんと継承していて、パロディだけと志は高い。おバカ版『ダークナイト』みたいな。 [review] | [投票] | |
キングコング:髑髏島の巨神(2017/米) | 『地獄の黙示録』と怪獣映画と諸々のオタク要素、エヴァとかゲームとかサミュエル・L・ジャクソンの映画史的な立ち位置とかを一緒くたに煮込んで作った闇鍋。味は下品だが、奇跡のバランスで喰える味に。演出もB級感をわきまえて上品な演出一切なし。ピージャック版よりもこっちのほうがいいなぁ。 [review] | [投票(1)] | |
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015/米) | せっかくハルクバスターが出てきてメカマニアは燃えるところなのに、やたらスピードが速くカットを細かく砕いた演出のため、画面で何が起こっているのかサッパリ分からない。きちんと溜めと開放をわきまえたアニメーションにして欲しい。ハルクバスターが宝の持ち腐れ。 | [投票] | |
沈黙 -サイレンス-(2016/米) | 原作通り、そして原作の重要な力点を外してない。キリスト教的な一神教と日本人的な宗教観の違いなども、原作とは違う台詞にはなっていたけれどもちゃんと描写されていた。あれって日本人しか分からない理屈だと思っていたけどスコセッシは理解したんだろうか。 原作の再現度が非常に高く素晴らしい。大変満足した。 [review] | [投票(1)] | |
マグニフィセント・セブン(2016/米) | オーソドックスな活劇のつくりで楽しめる。『七人の侍』『荒野の七人』は当然として、他の西部劇のイイトコ取りで、最後にはみんな大好きなアレも登場。 デンゼル・ワシントンと志村喬が似ていたのは奇遇か。 | [投票] | |
ドクター・ストレンジ(2016/米) | 予告編で「『インセプション』じゃねーか!」と思っていたが、本編を見たら、さらに「『インセプション』じゃねーか!」のシーンが多かった。もう全面的にリスペクトっす!!みたいな。『インセプション』自分は大好きなんだけど、世間的な評判はそれほどではなく残念だったのだが、このように引用されていて嬉しい。 [review] | [投票(1)] | |
サウルの息子(2015/ハンガリー) | 始まって5分もしないうちに、ホロコーストの地獄のどん底に突き落とされる。ホロコースト体験ライド映画。水を溜めた洗面器に、無理矢理顔を押しつけられるような息苦しさがずっと続く。二度と同じ過ちを繰り返さないために目を背けずに見なければならない。 [review] | [投票(3)] | |
ヒート(1995/米) | その後のアクション映画に多大なる影響与えた「銃撃戦」は素晴らしい。アサルトライフルの強烈は発射音が映像にリズムを与えていて圧倒的な緊迫感を醸し出す。しかし、それ以外のドラマパートが全体的にダルい…。 [review] | [投票(2)] | |
クラウド アトラス(2012/米) | ヒューゴ・ウィービング はいつも通りエージェントスミスであり、ペ・ドゥナもいつも通り、目をくりくりさせて脱ぎ脱ぎするという既視感。…あっそっか輪廻転生しているのね、という。そういう映画。 | [投票(1)] | |
フランケンウィニー(2012/米) | 犬愛と怪獣愛に満ちあふれた楽しい快作。初期のティム・バートンらしいダークさの中に楽しさがある作風が戻ってきたよう。 | [投票(1)] | |
桐島、部活やめるってよ(2012/日) | 吹奏楽部部長の屋上からの視点に代表されるような視線の演出が繊細かつ立体的。ラストに向けて収斂していくそれぞれのエピソードなど描く世界観がこじんまりしているが、実に映画的な映画。 | [投票(1)] | |
ホビット 思いがけない冒険(2012/米=ニュージーランド) | シンプルな冒険譚なのでLOTRよりは楽しめる。世界の隅々まで配慮がされていて画面はほぼ完ぺき。しかし長い、長いよ。この話にこの尺は必要ないだろう。導入部からダレるのは結構つらい。 | [投票(1)] |