コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 黄色いリボン(1949/米)

去りゆく老雄の話 (採点を「5」に直した個人的理由)
cinecine団

義父が亡くなった。 彼が好きだった『黄色いリボン』を思い出す。家族を愛し自分の仕事に誇りを持つ老大尉の引退を、モニュメントバレーの壮大なロケーションと共に描いた作品だ。そして彼もまた家族と仕事を愛する男だった。

何十年間も続けた映写技師の仕事をリタイアした後も、頼まれれば田舎の学校や公民館の16mm上映に出かけていった。自分が何十回と映写し何十回と見た映画でも初めて見る人と一緒に楽しんでいた。「映画」と「映画で人を楽しませる事」が大好きだった。 あんなに純粋に映画を愛している人間と知り合えて幸せだった。彼に「いつか2人でモニュメントバレーに行こう」と誘ってもらえて光栄だった。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)tredair[*] はしぼそがらす[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。