[コメント] グレースと公爵(2001/仏)
華やかな王朝絵巻とでもされがちな素材を、しっかりした人物描写によりリアルな人間ドラマとして再現。なにより、浮ついた感じのないのがいい。
革命の理想に必然的に伴う残酷さを、遠慮なく醜いものとして描いている。だが革命の理想そのものは肯定する前提がある。歴史に対する眼差しのこの確かさ。王朝交替を経験したことのない国民には、獲得し難いものなのかもしれない。
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