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[コメント] 神経衰弱ぎりぎりの女たち(1988/スペイン)

こういうのを「才気煥発、火がぼーぼー」と言うのだろう。(そんな言葉はない)
G31

伏線の貼り方、まとめ方のうまさという点では同じでも、ガイ・リッチーみたいのは計算し尽くされた職人芸という感じで、途中、筋を追うのに難儀するところがあるけれど、この(頃の)アルモドバルの場合は感覚的にエイヤッ!で作ってしまった感じ(違うのかもしれないけど)で、頭の良さというか、気が利いてるなー、という感じがする。人生というものにたいする視線が暖かいのもいいねー。フェミニストという表現をしていた人がいたけど(KADAGIOさん)、すべての物事に目配りが行き届いてるという感じがするなー、対女性はもちろんのこと。

個々のキャラクターが立ち過ぎなくらい立ちまくってるのも楽しいよね。金髪・サンバのタクシー運ちゃんとか、キ××イ病院出立ての母ちゃんとか(←男としちゃあ本望だよね。違うか)。

今じゃすっかりラテン系マッチョ俳優の代名詞と化したアントニオ・バンデラスも、この頃はこんなナヨ系の役ばっかだったんだよな、懐かしい。

85/100(02/03/14記)

追記:個人的なことですが、先週末から突然花粉症になった。ほんとにつらいんだね。やっぱ目薬常備すべし!!

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)KADAGIO[*]

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