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[コメント] チャーリーとチョコレート工場(2005/米=英)

前にも言ったと思うが(←どこで?)僕はやっぱ、「ビリーとビール工場」という映画を観たかった。
G31

 例えば梅干しを見たら口の中が酸っぱくなるように、あのチョコレートの滝を見た瞬間、反射的に口の中に甘さが横溢してウエエーという感じになったのでした。辛党ならだいたいそんな感じじゃないでしょうか。まあ、僕の希望どおり「ビリーとビール工場」(があったとして)を観たとして、劇場の中でビールを買うことはできませんから、やっぱり耐えがたいほどもどかしい思いをしたかもしれません。

 冷静に観てみると、子どもたちの陥る境遇はほぼ想定の範囲内。僕はあまりファンタジーを楽しむタチではありません(例外:『リリー』)が、そんな僕でも楽しめる、ファンタジーらしからぬファンタジー、という感じでしょうか。でも、子どもたち(チャーリー以外)はそれぞれ野心的だったり強欲だったり生意気だったりしましたが、基本皆純粋だったのが良かったと思います。彼らへの優しさもあったと感じました。

 「ウンパ・ルンパ」とやらは気持ち悪かったです。小人に描くのも大変だったように思います(縮尺が合ってないシーンもありました)。もっと可愛い造形の奴にすればいいのに・・・。まあ、そこがティム・バートンなのかなあ。

 今年、実際に足を運ぶ機会のあった石屋製菓の「白い恋人パーク」(札幌市)にも明示されていましたが、お菓子メーカーの創業者だったら絶対に影響を受ける作品だろうと思いました。いいことだと思いますが。

75/100(21/11/23見)

(評価:★3)

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