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[コメント] ジゴロ・イン・ニューヨーク(2013/米)

アレンの役を客観的に演じるアレンは最高。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 情報を仕入れず映画を観に行くもので、アレンが出演している時点でてっきりアレンの監督作だと思ってました。場所もニューヨークだし。

 タトゥーロから、「君(の役割)はポンびきだね」と言われたアレンが、自分はポンびきではあり得ないという理屈をこね回すのだろうと思ったら、「いや、僕は…ポンびき?う~ん、自分をそういう視点で考えたことはないが…確かにそうだ、僕がポンびきだ」と受け入れたところで、おおっ、なんかいつもと展開が違うぞ!と心を動かされたのでした。

 タトゥーロ自身の飄々ぶりもなかなかでしたし、アレン作品でさえ、アレン役をアレン以外の俳優がやることは多々あり、大抵なかなかの名アレンぶりを披露してくれるのですが、やっぱアレン役をやらせたらアレンの右に出る者はいませんね(←一部、日本語としてヘン)。自作でない方が、客観的に徹底してアレン役を演らされてしまう、あるいは演ることが可能になるのかもしれません。

 俳優・アレンの表すおかしみを久々に深く味わったように思います。こういうキャラクターがいかされる映画って確実にありますし、また映画の味わいを深くするキャラクターでもありますね。映画業界に絶対必要な俳優さんだと認識し直しました。

 タトゥーロの映画なので、本当はタトゥーロについて語るべきでしょうし、語りたいことがないわけでもないですが、長くなったので割愛します。

80/100(14/11/16見)

 追記)既婚ユダヤ女性って、自毛を見せちゃいけないの?だからと常にヅラを被ってるの? マジで?!

(評価:★4)

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