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[コメント] 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978/日)

成る程。だからさくらはさくらなんだ。すみれっちゅう名にする訳にはいかなかったんだなーということがおぼろ気ながら分かりました。
G31

**ネタバレ注意**
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 面白い。SKD(松竹歌劇団)なんていつ頃まであったのだろうと思って生きてきたので、自分がとっくに物心ついてからはるかしてまであったなんて、軽い衝撃でした。よっぽど興味なかったんだな。ドキュメンタリーだったら、手に取ることはなかったろうと思います。時代の文化風俗を切り取り記録するデータベースとして、本作は、物語作品であるからこそ、貴重なのだと思います。そう言えば、ピンクレディーのUFOもかかってました。

 寅さんの話としてどうか、ですが。マドンナを、僕自身が惚れうるかどうか視点で見ているきらいはあるかもしれません。やかましい人でした、奈々子(木の実ナナ)さんは。とら屋への登場シーンが特に。それに、寅の良さがまったく通じてないです。幼なじみ(=さくら)の兄さんだからと、丁重に扱っているだけで、ほんとにまるっきり眼中にない感じ。ままあるパターンのようながら、これはやはりいただけません。せめて寅はナイスガイだと、思ってほしいものです。まあ、留吉(武田鉄矢)をふる女の子たちよりは、優しいのが救いでしょうか。

 あと、照明係の竜雷太が、どうして奈々子さんに躍りをやめさせようとするのかが分かりませんでした。

75/100(19/03/14記)

(評価:★3)

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